仙台の行政書士より241130心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と医療法人変更申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
〈ヒマラヤ旅行の貴重な体験〉
ヒマラヤの麓を旅した人から伺った話です。ここから先にバスは行かないという地点に着くと、ポニーを引き連れた大勢の人たちが、奪い合うように客を歓迎したそうです。
Aさんは、自分の中のささやかな思いやりを確認するかのように、貧しそうな身なりの人々の中から、ことのほか小さな少年と一回り小さいポニーを選びました。荷物をポニーの鞍に乗せようとすると、少年はそれを奪い取るようにして「自分が担ぐ」と言い、ポニーよりも少し遅れてあえぎながら荷物を背負って来ました。それが、ポニーに少しでも楽をさせてあげたいという少年の気持ちからであることを知った時、自分のささやかな思いやりなど吹き飛び、心震えるぬくもりの体験だったそうです。
貧しさや試練の中に、本来、人間に与えられている尊いものが隠されているのかもしれません。