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仙台の行政書士より160906心のメッセージ

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請と国籍帰化許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けし、夕方は、東北学院大学法学部同窓会役員会に出席いたします。

 今日は、井出かほる先生の言葉のご紹介です。

 〈段ボールが捨てられない〉

 TCSの事務関係の収納箱がプラスチックの美しいケースに一新されることになりました。整理魔と異名をとる私の心は、ワクワク楽しみで仕方がありません。
 ところが、いざケースが入ると、今まで使っていた段ボールが捨てられないのです。「お?これはしっかりしていて、取っ手もあって、大きさも丁度いい」と思ってしまうのです。特に梨の箱とリンゴの箱は、愛おしくてたまりません。
 そんな私の様子を見かねた同僚の一人から、「かほるさんのセルフイメージは、もしかして段ボール?」と冗談を言われてしまいました。しかし、その一言でめげることは全くなく、私は「その通りだ」とおもいました。それどころか、段ボールがすべて自分に思えてきて、ますます捨てられません。
 とうとう、秘密の場所に隠しだす始末。愛着を通り越して執着している自分に、私自身ほとほとあきれかえってしまいました。
 怖いのは、人に執着していると、執着しているものに自分自身が支配されることです。私は、文字通り段ボールに心を奪われてしまいました。これが恋人やお金、地位だったりすると大変な問題になります。段ボールだけでこんなに大騒ぎしているのだから、違うものに執着したら恐ろしいと痛感します。まずは執着している自分を赦すところからはじめて、じっくり自分を取り戻そうと思っています。

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