仙台の行政書士より241130心のメッセージ
本日は午前中、心の障がい者の就労支援と建設業許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、東北学院大学法学部で行政書士についてお話しをさせていただきます。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
〈第二の思春期〉
40代~50代の人々が陥りやすい「中年クライシス」という心理状態があります。人生を一旦ふり返ったときに、「一体これまでの私の人生何だったの?」という虚しさや、悲しみ、焦りといった感情が一気に吹き出し、心の調子を崩す方もいます。誰が言ったか、「第二の思春期」。
思春期の時は、「自分が何者であるか」を悩み不安になる時期です。この最初の思春期に、勝るとも劣らないほど情緒が不安定になるのが「第二の思春期」の特徴です。中には「生きていること自体不安でたまりません。私は存在しない方がいいのではないでしょうか?」と激しい存在不安を訴え、「うつ状態」に陥いる方もいます。また、いきなり熟年離婚を切り出したり、突飛な行動を始めて周りを驚かせたりするのもこの時期です。
でも、ご安心下さい。その情緒不安定な自分を異常視なさらないで下さい。それは実は、自分自身を再構築しようとする心の動きなのです。誰もがかつて思春期を経て大人になったように、この第二の思春期もまた、人としての成熟を遂げていく大切なプロセスなのです。
「人間は泣きながら生まれてきたんだ、長い人生だもの泣くこともあるさ、その度に生まれ変わるんだ。」と荒良寛さんは言いましたが、第二の思春期は、新しい自分に生まれ変わる文字通り「産みの苦しみ」なのです。しっかり苦しんだ先に「この自分で良かった」と心から思える人生の黄金期が待っています。