仙台の行政書士より241129心のメッセージ
本日は、メンバー交流会に参加いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
私は、質問をとても重要視しています。最近よく使うのは、「変化の理由を尋ねる質問」です。例えばクライエントの方が「おかげさまで大分息子も落ち着いてきまして、何とか暮らせています」とおっしゃたとします。すると私は「そうですか。それは良かったですね。そこで一つ質問なのですが、お父様の目から見て、どうして息子さん落ち着いてきたと分かるのですか?」と問いかけます。
人は質問されてはじめて考えるところがあります。「そうですね…。昔は私とは口も聞いてくれませんでしたけど、今は仕事の話とか気軽にできるようになりましたね…。昔とは大違いです」。
そこで、さらに質問。今度は「変化の根拠を尋ねる質問」をします。「そうですか、それは大きな変化ですね。そでなんですが、息子さんをそう変化させたモノは何だったのでしょう?」。「そうですね。やっぱり数ヶ月前息子とトコトン話し込んで、本当に私は息子に寂しい思いをさせていたんだなと分かりまして、ちょっと勇気がいりましたが、私、息子に謝ったんです。あれ以来かな~。ちょっと忘れかけましたけど…。あれが転機になったんですね」
相手が何らかの前向きな変化を語りだしたら、「その変化の理由とその根拠」を質問することをお勧めします。相手の状況が分かるだけでなく、その質問に答えるだけで、相手が自らの自己肯定感を高めていくことができます。お試しあれ。