仙台の行政書士より241129心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と国籍帰化許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、メンバーの相談会とケア会議に出席し、夕方は異業種交流会に参加いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
私にとって一番プレッシャーがかかるのは、レクチャーや講演の時ではなく、その準備練習の時です。「練習は、本番のように」と心を込めて、身振り手振りを入れながら、本番さながらに、「ひとりリハーサル」を何度もします。ところが、その声出し練習を始めるまでが、実は気が遠くなるほど憂ウツになるのです。
でも、練習しなければしないで、「本番は大丈夫だろうか?」と不安になり、他のことが手につかなくなるほど心配になります。だから、練習するしかないのです。最終的には渋々始めて、練習しているうちに楽しくなってきて、終わった後は「なんでもっと早く始めなかったのだろう」と軽い自己嫌悪に陥るというパターンを、実は20年近く続けてきました。
ところが、最近この20年来の葛藤から突然開放されました。答えは至ってシンプルです。三回声出し練習をするとしたら、「最初の一回は感情を込めないで、原稿を朗読するだけ」にしたのです。するとまったくプレッシャーがかからず練習を始めることができ、5分もしないうちに、独りでに心がこもり、感情もこもってくる。ハッと気づくと身振り手振りも入れて話している自分に驚きます。
「練習は、本番のように」と強く思いすぎて、過度なプレッシャーを自分にかけ、はじめの一歩が、エベレストを登ることのように難しく感じてしまっていたのでした。最初の一段は、低ければ低いほどいいようです。