仙台の行政書士より151202心のメッセージ

2015年12月2日

コラムカテゴリ：法律関連

　本日は午前中、建設業許可申請と株式会社設立申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けし、夕方は、仙南信用金庫ひまわり会に出席いたします。

　今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

　造園業を営んでおられる男性から、「カウンセリングの学びのおかげで、仕事がうまくいくようになりました」と、素敵なエピソードをいただきました。
　その日は朝から、お客様に昨年の樹木の剪定の仕方や、掃除の仕方などについて、いきなり叱られてしまいました。そのお客様の話は長く、同じ話が永遠に繰り返し続くのではないか、と思うほどだったそうです。
　ふとその途中で、『もしかして、今こそ傾聴するときかなぁ』と思った彼は、黙って相手の話を聴くことに徹しました。するとその話は、いつの間にかその方の現役時代の仕事（市場に出るまえの商品を最終検査する）の話になり、最後には「だから俺は、他の人が気付かない細かいところまで、見えちゃうんだよ」とおっしゃいました。さらに『そうだ！このお客様の話を褒めてみよう』と思い「なるほど、さすがですね！」と震えながら言ってみると、お客様の顔つきが一変し、とても満足気な表情をなさいました。
　そして「全て、あなたにお任せするよ」という流れになったので、昨年と同じような樹木の剪定をしたところ、そのお客様は大変喜ばれたそうです。「傾聴って凄いな～大変感動しました」とおっしゃった彼のその笑顔に、私はとても励まされました。学んだことを現場で活かす。これこそTCSの醍醐味です。

この記事を書いたプロ

人との関わりを大切にする法律のプロ

菊地茂（シャローム行政書士事務所）

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