仙台の行政書士より241130心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と心の障がい者の就労支援それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、平成27年度第2回宮城県工賃工場支援計画検討会に出席いたします。
今日は、高木裕樹先生の言葉のご紹介です。
お母さんから「うちの子、学校へ行きたがらないんです。」と相談を受けたとき、担任の先生はどう感じるか?
多くの先生は、「自分の不十分さを責められているように感じる」そうです。そして、即座に「お母さん、何か思い当たることがありませんか?」と言ってしまうそうです。すると、そう言われたお母さんは、「あなたの家庭に問題があるのでは?」と責められているように感じ、先生と親御さんの関係が思わしくなくなります。
親御さんは「学校は子どもに対して何もしてくれない!」と怒りをあらわにし、先生の方は「お母さんが我々に何を求めているのかわからない!」ということになり、互いに被害者的な受け取り方をしてしまいます。事の発端は、お互いに出来事だけに焦点をあてて反応したことによります。
日本人のコミュニケーションで大切なことは、「気持ち」に焦点をあてることです。このお母さんの言わんとする気持ちはなんでしょう?「子どもが学校に行きたがらず不安だ」と言うことですね。その気持ちを汲みながら「お母さん、それはご心配ですね、どんな感じなのか、もう少し教えてくださいますか?」と対応すれば、安心してお母さんは、「実は・・」とご自身の本音を語られるでしょう。
本音とかみ合うコミュニケーションは相手の言わんとする「気持ち」に焦点を当てることから生まれます。