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仙台の行政書士より151104心のメッセージ

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請と永住許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、シャロームの会の相談会に出席いたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

 カウンセラーのところに、初めは、「助けてください」とおいでになるクライアントであっても、稀に陰性の感情移転[親に向けたかった怒り等の感情をカウンセラーに向けること]が始まり、攻撃者に変化する方がいます。そして最終的には、「カウンセラーに傷つけられた」被害者となって去っていかれます。
 彼らに関わるとき、私たちは、最終的に加害者にレッテルを貼られることを覚悟して臨まなくてはなりません。しかし、私も人間。分かっていても「あれほどケアして差し上げたのに…挙げ句の果てがこれか!」という思いになります。さらに言うと、「私が関わりすぎたばっかりに、関係が濃くなりすぎて、相手を攻撃者・被害者にしてしまった」と自分を責めることが多いかもしれません。いずれにせよ、その人にかけた時間とエネルギーが無駄になったと思いたくなるような喪失感は決して気持ちのいいものではありません。
 相手から距離を置かれたということは、私は援助者ではなくなったという証です。それ以上関わると、相手を攻撃者・被害者にしてしまう可能性がありますから、相手を尊重する意味でもその現実を受け入れるのが賢明です。
 しばらく経って、その方が私のもとに帰って来られることがあります。その場合は、「またあなたを傷つけてしまうことになるので」と一旦お断りします。「それでもなお」と言われた場合は、「被援助者→攻撃者→被害者のゲームをしない」という約束のもとで再開すると、非常に充実したカウンセリングになるのには驚きます。

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