仙台の行政書士より241128心のメッセージ
本日は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は、宮國泰斗先生の言葉のご紹介です。
先日、クライエントの方がこう言いました。「私、日常生活に追われ、『これでいいのか?これでいいのか?』とばかり考えています。何か変える必要があるのでしょうか?」
ご自身の抱える苦しみから出てきた問いかけです。私はその方の気持ちを、心の耳で聞いてみると、「私、安心したい!」と言っているように思えました。
そこで、私は、彼女の話をそのまま聴くのではなく、彼女の好きな話題を伺うことにしました。そこで彼女が好きな「スキーについて教えてほしい!」とお願いしました。すると、彼女はそれまでの悲壮感が嘘のように、目を輝かせてお話下さいました。沖縄育ちの私には、とても新鮮な楽しいお話でした。
ひとしきりお話を伺った後、「今、どんな気分ですか?」と尋ねると、「あ~、楽しかった!忘れてた感覚だわ~。私、満足してます。」と感想を述べられました。自分の好きな事や、楽しい事を思い出すと、気分が前向きになります。この状態を専門用語で「リソースフルな状態」といいます。
忙しい日常の中にあって、意識的に「ほっ」としたり、「リソースフルな状態」を思い出す事は自分の心をケアする上でとても有効です。
この経験は、私にとっても楽しい時間でした。「幸せ時間を共有する。」優先したい価値観です。