仙台の行政書士より241128心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と産業廃棄物処理業許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
小さい頃から、高校生になるまで、尋常ではない虐待を受けてきた人のカウンセリングをさせていただきました。紙面に書くのがはばかられるほどの壮絶なお話を、いつも涙ながらに語ってくださいます。「よくこの方ここまで生きてこられたな」と圧倒されながら聴かせていただいていました。
ある日私は恐る恐る質問をしてみました。「大変な状況を歩んでこられましたけれど、その大変な過去を通して、あなたが得たこと、得てきたことはありますか?」「そんな、一つもありません。消してしまいたい過去です」と言われるかな?と覚悟したのですが、その方はしばらく考えてこう言われました。「そうですね。あんな修羅場を私はくぐってきたんですから、これから何があっても、大丈夫。なんとかやっていけるという変な自信かな?」とおっしゃったのです。
「人生豊かになる条件は、どうも過去を全肯定することのようだ」と常々感じていた私の中の予感が確信に変わった瞬間でした。どんな過去であっても、その過去を肯定しはじめると、その人のお今が輝き出すことに驚きます。
「過去を宝にするのでもなく、過去が宝になるのでもなく、実は過去は、そもそも宝だったのだ」と言った人がいますが、私も全く同感です。人生が輝き出すカギは過去を肯定するところにあるようです。