仙台の行政書士より241128心のメッセージ
本日は心の障がい者の就労支援のご相談をお受けしてから、職員全体会に出席いたします。
今日は、大久保智弘先生の言葉のご紹介です。
高校3年生のとき、私は大学を受験しましたが失敗しました。「あー、もう自分はダメだ。これから自分はどうなっていくんだろう」と不安に思っていた時に、父親から電話がありました。私は、「怒られるんだろうなー」と思って、恐る恐る受話器を耳に当てました。
すると父は「残念やったな、これからどうするか考えているのか?」というものでした。落ち込んで何も考えられない自分に、父は浪人することを勧めてくれました。
もしこのとき、「なんで、合格しなかったんだ?」と受験に失敗したことを責め立てられていたら、更に落ち込んで、とてももう一度大学受験をするエネルギーなんか得ることができなかったと思います。「これからどうするか考えているのか?」という、失敗をとがめる質問ではなく、これからの人生を考える質問によって、落ち込んでいた私が前を向くきっかけとなり、結果として人生の次のステップに進むエネルギーが与えられました。
質問一つで考え方が前向きになり、その後の人生すらも変えられていくという経験でした。良い質問は良い答えを導き出します。自分に良い質問を投げかけることで、あなたの人生はさらにすばらしくなります。私自身、前向きな答えを引き出す質問の力をもっと磨いていきたいと思います。
「『考える』とは、自分に質問すること。」(中谷彰宏)