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仙台の行政書士より141002心のメッセージ

菊地茂

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 本日は終日、シャロームの会メンバー、スタッフ合同の研修会に参加いたします。

 今日は、長嶺由宇先生の言葉のご紹介です。

 きれい好きを通り越し、潔癖症のため、大変悩んでおられる一人の女性がいました。これまで様々なところに相談に行きましたが、その度にその度に「その症状はいつ頃から始まったのですか?」「その頃、何か辛いことはありませんでしたか?」、「それを乗り越えるために、自分と向き合いましょう。」等々と言われ、過去の痛みと向き合わねばならないことに彼女は、苦しさを感じていました。
 その女性が別のドクターに相談しました。「先生、私は潔癖症で、一日に何度も部屋を掃除せずにはいられないのです」。それを聞いたドクターは、こう問いかけました。「なるほど。何度も掃除するには相当な時間を費やすのでしょうね。それで、その症状が治ったら、空いた時間で何をしたいですか?」と聞きました。苦しみ悩んでいる人に対しては酷な質問のようにも思います。しかし、この女性はこの質問に対してどう反応されたとあなたは思いますか?
 「時間ができたらおいしいケーキやパイを作って子どもたちに食べさせたい。子どもたちともっと一緒に遊びたい!」と目を輝かせて答えたのです。その女性の頭の中には、症状が治って、お菓子を作って子どもたちと遊んでいる自分の姿、そして子どもたちの笑顔が浮かんだのでした。治った自分をイメージすることが、治ろうとする大きな力になったのです。
 試練、悲しみの向こうには、それ以上の慰め、祝福が必ず待っていると覚えていきたいものです。

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