仙台の行政書士より241127心のメッセージ
本日は東京で開催されます、福祉サービス事業所交流会に出席いたします。
今日は、井出かほる先生の言葉のご紹介です。
この春、新生活を迎えるB子さんの部屋探しのために、A牧師が現地の不動産屋さんと何回も交渉しておられました。ようやく条件の良い物件が見つかったので、仮押さえをしてもらった上で、現地に契約に向かいました。
後日、約束した時間に行くと、つっけんどんに「もう決まりました。」と断られたそうです。A牧師は怒りがこみ上げてきて「約束したじゃないですか」と言いたくなったのをグッとこらえて口に出さなかったそうです。
がっかりした気持ちで車に向かっていると、不動産屋さんがお店から出てきて「悪い話ではないから、ちょっといらっしゃい」と手招きするので、再びお店に入ると、「実はまだ先方にOKしていないから、あなた方に譲ってもいい」とおっしゃったのです。まさかの展開でした。
もし、あの時に怒りをぶつけていたらそういう話の展開にはならなかったと思います。
私たちはつい、腹が立つとその気持ちを相手にぶつけたくなります。しかし、怒りの感情をぶつけても、問題が解決するわけでも、お互いの気分や良くなるわけでもありません。むしろ、「何であんな事を言ってしまったんだろう」と怒りをぶつけたことを悔やんでしまいます。私はこの話を聴いて、怒りの気持ちをグッとこらえることのできる人となるために、真の心に強さを身につけていきたいと思いました。