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仙台の行政書士より4.1心のメッセージ

菊地茂

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 本日は午前中、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。また午後は、建設業許可申請と一般社団法人設立申請それぞれのご相談をお受けいたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

 発達障害、精神障害、パーソナリティ障害、性同一性障害といった言葉をよく耳にするようになりました。こういった概念は、その人を理解する上でとても大切です。しかし、一方で、これらの概念がレッテルとなり、どうしてもそれが邪魔して、そのレッテル越しにしかその人が見られなくなります。しかもその人の人格や本質を見落としてしまう危険があります。それらはみなその人の一部であって、その人自身ではありません。
 よくTCSでは、being(存在・人格)とdoing(行為・肩書き等)で人間を説明します。最近、私が感じるのは、この〇〇障害といった概念は、あくまでもその人のdoingであるということです。10人の同性愛者の方がおられたら、同性愛というdoingは同じかもしれませんが、その人のbeingはみなそれぞれ違います。
 同性愛の青年が私に教えてくれました。「『私は、同性愛のあなたを受け入れたのではない。私はあなたを受け入れたのだ。』と言ってくれたカウンセラーの言葉が、自分の一生の宝です。」と。どのような宿題をお持ちのクライエントであったとしても、かけがえのないたった一人の大切な存在として尊重し受け入れることこそ、カウンセリングの基本であり、人として決して失ってはならない感性なのだと思えてなりません。


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