仙台の行政書士より241127心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と国籍帰化許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、みやぎNPOプラザの利用者懇談会に出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
「背水の陣で臨む」という言葉があります。絶対絶命の状況をあおって、自分や相手から「火事場のバカ力」を引き出す方法です。しかし、最近私が感じるのは、「背水の陣だとかえってうまくいかないこともあるのではないか?」ということです。やる気の最大の敵はプレッシャーです。「背水の陣」式にプレッシャーをかければかけるほど、やる気が上がるどころか、ただ怯えてパニックになり、目の前の問題を見据えることすらできなくなる人もいます。
むしろ「いざという場合、逃げ込める場所がある」という「心理的な逃げ場所」を確保しておいた方が、少しホッとして、冷静になり、目の前の困難に立ち向かうことができるようになるのではないか、と私は思うのです。
先日、大変厳しい職場に入社され、とても葛藤しているクライエントの方に、「『もう、無理だ。やめたい!』と思ったら、私にご連絡下さい。私はいつでも、『あなたは十分やった。もうやめていいですよ』と、あなたのリングにタオルを投げますから」と申し上げました。
ところが、いつまでたってもその方から連絡が来ません。次のカウンセリングの時、「『いつだってやめられるんだ。金藤さんがいつでもタオルを投げてくれるんだ!』と思ったら、ちょっとホッとして、何とか今日まで続けられたんです。先日『君は入社したばかりなのに覚えが早い』って、怖い上司からほめられました。」と教えてくれました。「心理的な逃げ場所」があると、戦うことができるのです。