仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は午前中、仙台入国管理局へ在留資格認定証明書交付申請の件で出かけます。また午後は、NPO法人設立申請と心の障害者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
『家族の問題を、家族だけで解決してはならない』というのが私の持論のひとつです。様々な御家族との尊い出会いを経験してきました。その中でよく出会う現象は、家族の問題をその家族だけで解決しようとすればするほど、家族の関係は煮詰まり、空回りするという現象です。さらに言うなら、その家族内の問題は、すでに煮詰まった家族に風穴を開けるために必然として起こってくるもののように私は思えてなりません。
家族は最初、その風穴をふさごうと懸命に奔走しますが、だんだんと風穴が大きくなり手におえなくなると、家族の問題を家族以外の第三者に公開せざるを得なくなります。具体的には、カウンセラーなどに家族の誰かが聴いてもらったり、相談に行かれたりします。そこで、その問題によって開いた風穴に、第三者から新しい風が家庭内に吹き込まれることになります。結果、煮詰まった関係がゆるみ、家庭の中の風通しがよくなり、問題が消えていったり、沈静化したりということがよく起こります。
カウンセラーの役割とは、煮詰まった家族に風穴を通して、家族が真の家族として成長できるように、いつも新鮮な風を送り続けることだと思います。家族の問題を誰かに話すことは、決して恥ではない。第三者に話すことによって家族が呼吸できるようになるのです。