コラム
夫婦の神秘
2013年4月27日
本日は、シャロームの会で心の障がい者の就労支援に関するご相談をお受けいたします。
今日は、井出かほる先生の言葉のご紹介です。
重大な事柄の選択から些細なことについてまで、ひとたび一緒に生活すると不一致だらけというのが、夫婦関係ではないでしょうか?
私の場合、シンプルな部屋が好きなのですが、主人は、食卓に雑誌、新聞を積み上げ、さらにはパソコンまで置く毎日。ときどき私も爆発してしまいます。あるご夫妻は、一方は几帳面、もう一方はいい加減。「コップはここにおいてと言ったでしょう」と言う妻に「そんなのどこでも良いじゃないか~」と答える夫。また他の御夫妻は、「祖父母に泊まりに来てほしい。一緒に旅行もしたい。」と言う奥様に対して、「俺、気疲れしちゃうから、絶対したくない。」と言うご主人。どこの御夫妻にも、一致できな部分というものがあるようです。
私の場合、そのどうしても一致できない部分を深く探ってみると、「絶対負けたくない」と思っている頑固な自分がいることに気づきます。
そこで、私は自分に静かに語りかけます。「他人は変えられない。相手を変えようとする前に、自分の対応を変えよう」。すぐにはできないことも多々ありますが、その語りかけが自分を成長ささせていくのだと思っています。持ち味が違う者同士が一緒に生活することによって、影響し合い、お互いに幅のある人間へと作り変えられていく、それこそが夫婦の神秘なのです。
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