仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は午前中、一般社団法人設立と永住許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、河北TBCカルチャーセンターで「エンディングノート」のお話をいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
ずっと引きこもっていた青年が、一人暮らしを始め、専門学校に通い出しました。彼曰く、「カウンセラーが語った“ある一言”が、自分の背中を押してくれた。」と言います。その一言とは「○○君、失敗は実は失敗じゃないんだよな~」。
引きこもりの子どもたちと話をすると分かるのですが、彼らはとても誠実で、完全主義的なところがあります。彼らが引きこもっているのは、根性が足りないからでも、働かずに楽しようと思っているからでもありません。彼らの中にある「やるんだったら、完璧にやらなきゃいけない。少しでも失敗したら、もう終わりだ。世の中の人は、僕が“完璧”でなければ受け入れてくれない!」という強い思い込みが、彼らを追い詰め、引きこもらせているのです。
その思いこみに「○○君、失敗は、実は失敗じゃないんだよな~」の一言が、大きな風穴をあけたというわけです。失敗は失敗ではありません。むしろ、失敗しない方が長期的な目で見れば、大きな失敗と言っていいでしょう。
倒産に追い込まれた会社を見事に立て直し、大成功したある社長さんに、一人の青年がインタビューしました。「どうしたらあなたのように成功できるのですか?」。するとその社長さんは、にべもなくこう言ったそうです。「そんなの簡単だよ。今の二倍失敗すればいいんだよ。」まさに、「失敗」は失敗でなないようです。