仙台の行政書士より241121心のメッセージ
本日は午前中、心の障がい者の財産管理と就労支援のご相談を、午後は、シャロームの会のボランティアの会に出席いたします。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
この名前を聞くと、一般的には、訪ねて行って、引きこもっている当事者を励ます“引きこもり専門”のカウンセラーと思われるかもしれません。
私どもの寮には、課題を抱えた若者たちを始め、スタッフたちが共同生活をしています。様々な葛藤を経て、皆成長していくのですが、中には、寮内で引きこもってしまう若者もいます。
あるとき、入寮したての10代のA君が、寮で引きこもってしまったB青年を励ましに枕元に行きました。ところが、しばらく、そのB青年と話していく内に、なんと励ましに行ったはずのA君の方が、心の琴線にふれ、号泣してしまったというのです。A君曰く「本当は、僕、落ち込んでいたんです。でもBさんと話しをしたおかげで元気になりました」。
実は、この現象はA君ばかりでなく、他の寮生も既に体験していたことでした。B青年は、引きこもっている名カウンセラーだったのです。不思議なもので、みんなが「B君と話しをしてホッとした。救われた」と言い合っていると、B君もホッとして、寮から出てきて素敵な笑顔を私たちに見せて下さいます。「わたしのチ力は弱いところに完全にあらわれる」(聖書)。