マイベストプロ宮城
菊地茂

人との関わりを大切にする法律のプロ

菊地茂(きくちしげる) / 行政書士

シャローム行政書士事務所

お電話での
お問い合わせ
022-293-3056

コラム

サモアでの話

2013年1月17日

コラムカテゴリ:法律関連

 本日は午前中、国籍帰化許可と永住許可申請のご相談を、午後は一般社団法人設立申請と心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。

 今日は、坂口明先生の言葉のご紹介です。

 韓国から医師のご夫婦がボランティアでサモアに来られました。奥様は内科医、ご主人は漢方の専門医でした。ご主人は、漢方薬を使ってガンを治療する研究を長年続けてこられ、サモアでもそれを続けるおつもりでした。しかし、彼のあてが外れました。サモアではガン患者は極めて少ないのです。
 ガンの原因は、過度なストレスにあると言われています。サモアでは、日本で感じるような仕事上のストレスはほとんどありません。元々必死になって働かなくても何とか食べていける国ですし、時間にせかされる事はありません。そののんびりした国民性が、人々をガンとは無縁にしているのではないかと思いました。
 その一方で、時々新聞にサモアの青少年の自殺の記事が出ていました。南海のパラダイスで、なぜ彼らが自ら命を絶つのか、私には大きな疑問でした。サモア人の友人はこう言いました。「最新の情報は世界から新聞や電波を通して入ってくる。けれども、若い人たちは自分の置かれた貧しい状況をみて、自分のなりたいものになれないと思いこみ、悲観して命を絶つのではないか」と。
 正確な原因は分かりません。ただ言えることは比較が始まると、楽園に住んでいても、楽園に見えなくなるということです。逆に比較をやめ、目の前の恵みを数え、感謝すると、どこでも楽園になるのではないでしょうか。

この記事を書いたプロ

菊地茂

人との関わりを大切にする法律のプロ

菊地茂(シャローム行政書士事務所)

Share

菊地茂プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ宮城
  3. 宮城の法律関連
  4. 宮城の書類作成
  5. 菊地茂
  6. コラム一覧
  7. サモアでの話

© My Best Pro