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テンションが低いときに

菊地茂

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 本日は午前中、一般社団法人設立申請の打合せ会に出席し、午後はNPO法人設立と株式会社設立に関するそれぞれのご相談をお受けいたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

 ある青年が、素敵なご自分の夢を語ってくださいました。そして最後に私にこう言われました。「まぁ、僕のテンションがもう少し上がったら、少しずつ始めていきたいと思います」。
 この言葉にパッと反応して、私は思わずこう言ってしまいました。「始めるんだったらテンションが低いときの方がいいですよ。テンションが低いときというのは、自分の実力しか出せませんから」。すると青年もハッとして「あっ、なるほどね。確かにそうですよね」と深くうなずかれました。
 テンションが高いといに何か新しいことを始めると、テンションが低くなったら続けられなくなってしまいます。一方テンションが低いときに始めると、テンションが低いにもかかわらず、“自分はこれぐらいのことはできた”という地に足のついた自信を培うことができます。
 やる気のメカニズムは、「やる気が出てきたら行動できるのではなく、行動するとやる気が出てくる」ということが鉄則です。今ブームの脳科学でも、行動がやる気を生むことは実証されています。テンションが低いとき、やる気が起きないとき、気合いが入らないときこそ、気楽にちょっとだけ行動をしてみる。小さな行動の積み重ねが、やがて大きなやる気を生み出します。一歩一歩進めば、遠くまで行くことができます。

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