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愛の反対は無関心

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請と産業廃棄物処理業許可申請のご相談を、午後は、医療法人設立申請と相続に関するご相談をお受けいたします。

 今日は、渡辺裕子先生の言葉のご紹介です。

 「愛の反対は憎しみではなく、無関心、無関係。愛とは決して関係を切らないこと。」に対して一人のお母さんから問いをいただきました。
 「子どもから離れなさいと言われたり、決して関係を切らないことが愛だと言われたり…、どうしていいのかわからないですが、関係を切らずに離れるとはどういうことなのですか?」
 私は自転車に乗る練習の話をさせていただきました。はじめは補助車をつけたり、親がうしろを支えてあげて、「ハンドル右、もっと左に」とかじをとってあげながら練習をします。そして、今度は少しずつ支え手をはずしながら、おっとあぶない!という時だけ支えてあげます。しかし子どもの方は、「手、放さないでよ。ちゃんと支えててよ」「大丈夫、ちゃんと支えているから」。こんなやり取りをしながら練習をくり返し、親はそのうちずっと手を放し見守ります。
 子どもは、自分で乗れるようになりたいと(自立)願っています。その反面、支えていてほしくもあります。親は支えながら、時々手を放してみて自信をつける援助をします。転んで「なんで放したのよ!」と怒られたら「ごめん、ごめん」と言って又支えてあげます。そのうちちゃんと乗れるようになるものです。
 見守りつつも手を放す。助けて!と援助を求められたら助ける。できるけど不安でできないと言っているなら、支えているから大丈夫だよと安心を与えながらスーッと手を放す。子どもの力を信じるからこそ離れられるのです。


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