仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は、NPO法人設立申請のご相談をお受けいたします。
今日は、前島誠先生『聖書の教え』よりご紹介いたします。
人はみな草である。
その麗しさは、すべて野の花のようだ。
主の息がその上に吹けば、草は枯れ、花はしぼむ。・・・・
しかし、われらの神のことばは、とこしえに立つ。 [イザヤ書・40章6-7、8]
これは聖書の中では比較的めずらしい一句です。一読すれば、平家物語を連想させるような、無常感を漂わせているようにさえ感じられるでしょう。
イスラエルの春は、とても短いのです。せっかく咲いた野の花も、砂漠からの季節風がやってくると、あっという間に枯れてします。後には生命を許さない、広々とした荒野が残るだけとなる。このイザヤ書の著者も、そのような情景を頭に描いていたものと思われます。
われわれの一生も、この草のようなところがあります。突然襲ってくる風の一吹きで過酷な状況に追いやられてしまうことも、しばしばです。
聖書は教えます、「しかし」である、と。そのような状態のなかでこそ、「われらの神のことばは永遠に立つ」というのです。
人生が荒野であればこそ、不合理でやりきれないものであればあるほど、神のことばはは暗やみにさしこむ一条の光のように、とこしえに輝くというのです。