仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は、株式会社設立申請と永住許可申請に関するご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
よく子どもさんの問題のご相談を受けます。ほとんどの方はその問題の原因を探そうとします。だいたい行きつくところは「親が悪い」「子が悪い」「環境(学校など)が悪い」の三つです。しかし原因が分かったからといって、問題が即解決するかというとそうではありません。
たとえば「子どもが小さかったとき、仕事が忙しくてなかなか手をかけてあげられなかった。だから今息子は非行に走っているんだと思います」と親御さんが原因を見つけたとします。しかし、それが本当に原因だとは限りません。また仮にそれが原因だとしても、小さい頃に戻ってわが子にかかわることはできません。原因を探すことは、わが子の問題を理解するうえでとても大切なことです。しかし、原因が分かったせいで、「結局、私たちの育て方が悪かったんだ」と親御さんが自分を責めることになると、何のための原因探しか分からなくなります。親御さんのストレスが増えるだけです。大切なことは、問題の原因ではなく本質を探すことです。
「息子は私に反発しているんだと思います。そしてそんな息子に私もイラついている。結局、息子と私はそっくりなんだと思います。息子を通して私は自分を見ているだと思います」。問題の原因ではなく本質を探そうとしている親御さんの口からよくこぼれる言葉です。早晩、子どもさんも親御さんも共に成長していかれます。