コラム
ありのままを認める勇気
2011年8月1日
本日は午前中、建設業許可申請についてのご相談をお受けし、午後は、国籍帰化許可申請についてのご相談をお受けいたします。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
人が悩んだり、苦しむ原因の一つに、ありのままの現状、自分を受け入れることができないことがあります。ありのままを受け入れるには、勇気が必要です。十九世紀、シドニー・リンガーという当代有数の名医がいました。彼は、小動物を用いて心臓の収縮運動の実験を記録していました。ある日、普段なら30分ほどで弱っていく心臓が、数時間を経てもなお、収縮が保たれていました。手順はいつもと変わらない。結局、季節の影響と考えて、論文を提出しました。
その後、彼の助手が初歩的なミスで、蒸留水を使うべきところ、蒸留水にはない成分を含む水道水を使用したことがわかりました。リンガーは、自分の論文の間違いを真摯に認め、蒸留水ではなく水道水を使ったことを述べ、さらに彼は、なぜ、心臓が保たれ続けたのかを考察し、リンゲル液が誕生しました。彼の、ありのままを正直に認める態度が、医学界に発展をもたらしたのです。
私たちの現実でも、確信していたことが、読みが外れたりすることがあります。しかし、その時に、恐れずに、ありのままの自分を認め、そこから宝を見いだすことが大切です。
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