糸魚川市に想いを馳せて。

2019年12月7日公開 / 2020年5月7日更新

テーマ：SDGsとは？

コラムカテゴリ：くらし

コラムキーワード：働き方改革

出張から自宅に戻ると見慣れない幼い文字で書かれた封筒が私宛に届いていた。
東京の中学、高校の名前の上に手書きで私の名前がしっかり書かれてある。
一瞬理解するまで時間がかかったがそれは新潟県糸魚川市の縁でつながった東京の中学生達からの感謝状だった。

東京都内にある、或る中学では10年以上前から糸魚川市と交流し、ホームステイなどを
行っていた。
しかしながら数年前の大火事から糸魚川市の観光客も減少していた。
そこでこの中学ではクラウドファンディングを立ち上げ募金を募りそのお金で全国に糸魚川市を
紹介する冊子を作り観光客を集め恩返しをすることを思いついた。
そのファンディングにわずかながら参加させて頂きこのたび完成した冊子が自筆のお礼状とともに送られてきた。
冊子と手紙を受け取り率直に素直な感動を覚えた。

糸魚川市は『翡翠』の産地として世界に知られる。
上の写真は青森の三内丸山遺跡で僕が撮影した6000年前の作られたといわれるペンダント。
この翡翠は糸魚川市産であることが証明されている。
6000年前に青森から糸魚川に旅して作られた。
すごいロマンに当時感動したものだ。

東日本大震災後に初めて出張した土地も糸井川市だった。
仙台から来てると伝えるとドライブインの経営者は『今日のお代は要らないから応援させてほしい』
『中越大震災で仙台の人に助けられて今度は応援させてほしい』などホテルの方や食堂の方々などに
本当に良くして頂いた。
ドライブインの玄関までご夫婦で出てこられて車が見えなくなるまで手を振って頂いた。
だからいつか恩返しがしたかった。
そんな思いでファンディングに参加させてもらった。

いろんな事があった今年もあと20日とちょっと。
この年の瀬に届いたとても暖かい中学生からの感謝状を紹介させて頂きました。

1人でも多くの方が石の街、『糸魚川』を訪ねて親知らずに沈む絶景の夕日を見て頂きたいと
思います。

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