カードゲームを使って、SDGsを簡単に理解しよう（1/3）

国を挙げて取り組んでいるSDGsって何？

　みなさんは「SDGs（エスディージーズ）」をご存じでしょうか？　これは「持続可能な開発目標」のことで、外務省のホームページによると『2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず，先進国自身が取り組むユニバーサル（普遍的）なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます』とあります。

　今回登場するのは、このSDGsの実現のために活躍する佐々木伸介プロです。佐々木さんはこの「誰一人として取り残さない社会」実現のために、「佐々木環境化学株式会社」を2018年に設立。SDGsのよりよい理解のために日本で開発された「2030 SDGsカードゲーム」の公認ファシリテーターとして、日本全国を飛び回っています。
　「SDGsには、貧困や飢餓、保険や教育など17の開発目標があります。その17の開発目標の下には169の具体的ターゲットがあり、その下に232のKPI、つまり重要業績評価指標があるんですね。これまで企業は、『CSR活動で社会貢献しましょう』としてきましたが、どこか曖昧でした。しかし、SDGsは具体的に何をどうして、どこに向かうかがはっきりしているんです。この『2030 SDGsカードゲーム』は、SDGsを2時間半くらいで理解できるように開発された簡単なカードゲームで、現在、自治体、学校からの要請を多くいただいています。今では英語やフランス語など外国語版も出ていて、先日は国連でも取り上げられたんですよ」と話します。

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【次ページ】SDGsに取り組まない企業は世の中から取り残される

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