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栗山琢磨プロは河北新報社が厳正なる審査をした登録専門家です

新築注文住宅のマイホーム購入は何から始める?家づくりの手順が大切なワケ

栗山琢磨

栗山琢磨

テーマ:マイホーム計画

マイホームを持とう!
新築注文住宅の一戸建てだ!
でも家づくりの具体的な手順となるとどうでしょう?
何から始めたら良いか?家づくりのプロセスが分からず、手探りでマイホーム購入に挑んでいる方はいませんか?
何から始めるかと言っても住宅ローンも心配だし、間取り、土地の選び方も気になる‥‥
そうなると、色々と頭を巡る不安や疑問についつい片っ端から反応してしまうものです。
「何から始めるか悩んでいてもしょうがない、まずは思いついた事から」
とばかりに家づくりがスタートするなんて流れも‥‥
でも、そうした手順での家づくり、なんだか心配ですよね。
誰もがマイホーム購入で失敗などしたくはありません。
でも、目指すマイホームのジャンルが一戸建ての新築注文住宅ともなれば、現物確認して判断出来るマンションや建売住宅と比較し、同じ新築住宅でも土地探しやら間取りづくりやら検討すべき課題が盛り沢山。
そうした一戸建て新築注文住宅ならではの家づくりだからこそ、何から始めて、次は何に進むいった計画性がことさら重要なのです。
今家づくりに取り組んでいるあなた。
これから注文住宅のマイホーム購入を考えている皆さん。
もし、家づくりの手順が、注文住宅の検討に相応しくない流れだったら?
失敗を誘発するプロセスになってしまっていたら?
この機会に家づくりを何から始めてどの様な手順で進めるかを今一度確認してみませんか。


・家づくりの手順が大切な訳

家づくりを何から始めるかと手順
住宅コンサルタントとして多くの方々のマイホーム計画をウォッチしていると、多くの方々の家づくりの手順に共通する特徴を見つける事ができます。
私はそのプロセスの特徴をわかりやすく称する時「モザイク状」と表現する事があります。
何から始めようとも、ひとつながりの連続した家づくりのプロセスを順序よく進むというよりは、モザイク状に連鎖した家づくりにおける各テーマの間を、行きつ戻りつしながら転々と流れていくイメージです。
「一生に一度の買い物」とも称されるマイホーム購入ですから、大半の方にとって家づくりは初体験なはず。
つまり過去の経験値を持たない中、手探りの状態で家づくりに臨んでいるということです。
そうした環境では何から始め、続いて何をするといった様に、家づくりに望ましい合理的手順に沿った進め方というよりは、刹那的に関心や不安に感じたテーマを追いかるプロセスをたどってしまうのはやむを得ないところです。
それがモザイク状に並ぶ検討課題を行き来と表現したゆえんです。
でも、こうした手順が感覚的にも望ましいと言えないのは皆さんお察しの通り。
何しろ同じテーマの検討を繰り返しなぞったり、反対に手付かずで通過してしまったりとバラツキが生じれば家づくりの安定は見込めません。
当然のことながら新築マイホームの完成度にも影響するでしょう。
勿論、誰もが家づくりの全てを思い付きで進めようと思ってはいないはず。
でも明確な進め方や具体的手順が定まらないまま家づくりが始まれば、やはり要所は感覚任せになってしまうものです。
家づくりを始めてから時間がだいぶ経過しているのに進捗が芳しく無く「本当にこれで大丈夫だろうか」と疲れや苛立ちを感じている方はいませんか?
実はこうした手順の誤りに原因があるのかもしれません。
一方でこんなケースも。
皆さんの中には家づくりの基本的手順を相談先のハウスメーカー主導で進めている方もいることでしょう。
住宅購入者への応対を日々こなしているハウスメーカーなら的確な家づくりのプロセスも熟知しており、何から始めるかなんて自ら心配しなくても、彼らの勧める打ち合わせ手順に沿っていけばわかりやすく安心だという期待が背景にあるはずです。
しかしながらハウスメーカーは皆さんの家づくりに対する相談解決機関では無く、マイホーム購入者に対しての住宅販売が主たる業務である事を忘れてはいけません。
勧められた家づくりの手順は、必ずしも家づくりに最適な進め方というよりは住宅販売に適した進め方に沿ったプロセスとなってはいないでしょうか?
こうした場合、あなたが不安に感じているテーマが充分に解決していないにも関わらず契約を急ぎ、打ち合わせだけはどんどん先に進んでしまうという事も起こりがち。
こうした不具合もその原因は進め方の手順にあると考えられます。
そしてこれら不具合の多くは、家づくりの途中から正規のプロセスを外れて行くというよりは、そもそものスタートラインに端を発しているものです。
正に「何から始めるか」を実行に移すその場面という事ですね。
別な言い方をすれば、家づくりを始めるポイントにカギがあるとも言えます。
これからマイホーム購入を始める方には押さえておくべきなのは勿論、既に家づくりを進めている方も、そこをチェックできれば軌道修正を図る判断も容易になるのではないでしょうか。

・あなたの家づくり何から始めている?


それでは家づくりの手順として上手くない開始ポイントとはどの様なものなのでしょうか?
実は、決して変則的な進め方というよりは、多くの方の家づくりの始め方にそれは見られるのです。
例えばあなた自身のイメージで思い浮かべてみてください。
マイホームを持とう!一戸建ての新築注文住宅を建てよう!と行動を開始する時、何から始めるかを。
それは次に挙げる3つのテーマの何れかから始まるパターンではありませんか?

・まず始めに土地探しから
・楽しみな間取りの検討から
・お金の事が心配だから資金計画から

でも、これらの始まり方全てに注意すべき点が含まれているのです。
それではその理由をひとつづつ説明致しましょう。

①まず始めに土地探しから


マイホー購入を一戸建ての新築注文住宅とするにも、土地の準備がまだであれば土地探しをせねばなりません。
これには今の時代、ネット検索という強い味方があります。
その便利さ故に、家づくりは何から始めるかを迷う事も無く、土地探しからマイホーム計画を始める方は多いはず。
しかしながら、この手順が失敗のもととなってしまうケースは少なくないのです。
この進め方のどこに失敗の要因があるのでしょうか?
希望する土地が見つからなければ家づくりはその先進まないのですから、まずはめぼしい物件を探し、それに巡り合ったら本腰を入れて検討作業に移ろうというプロセスは合理的な手順にも思えそうです。
そんな疑問をわかりやすく理解するには、あなたならこうした土地探しの場面でどの様な土地情報に目が向くかを想像してみて下さい。
例えば交通機関のアクセスは?お買い物の利便性は?学校迄の距離は?日当たり条件は?
恐らくそうした視点で眺めた土地情報の中から、これら条件に秀でたものに目がとまり、有力候補に上がるのではないでしょうか。
更にその中から「これだ!」という土地物件を選び出せば、確実にその情報を活かす次の手順は本来なら土地の売買契約締結です。
でも、先に挙げた条件の良し悪しだけで決断は出来ないはずです。
その通り!
土地価格が予算内に収まっているかの検証が必要ですね。
土地探しから始める流れという事は、予算を策定する資金計画の順序がめぼしい土地情報発見後になるという事を意味します。
でもこの場合、不動産取引の2つの傾向とのかみ合いの悪さが目立ってしまうのです。

<良い土地程高い>

まず、目にとまった土地情報は先に挙げた様な条件で好物件であったとしましょう。
ではそうした物件の価格はどうでしょうか?
通常、誰もが認める好立地になる程、当然の如く人気は高く売主だって安くは手放しません。
つまり高値傾向であるということ。
何とか良い土地情報は見つけたものの、その後住宅ローン返済やら資金計算をしてみるとビックリ!
勿論土地の費用だけではありません。
せっかくの新築注文住宅ですから希望する建物や色々な諸雑費を含めて試算してみると、はるかに予算オーバーだったり‥‥
結局振り出しに戻って一から土地探しをやり直しとなり、無駄な時間を費やしてしまう。
決して合理的な手順とは言えませんね。

<良い土地程動きが早い>

好物件の評価は価格に現れるだけではありません。
少しでも条件の良い物件を確実に手に入れたい気持ちは誰もが一緒です。
という事は、誰もが良い土地と評価される物件ほど、他の購入希望者との間での競争も激しいという事に他なりません。
そしてそれを確実に取得するには先にも触れた通り、売買契約を一番乗りで締結する事で約束されます。
つまり早い者勝ちです。
良い土地と評されるものほど動きが早い傾向なのは恐らく聞き及びでしょう。
でも、土地探しから始める家づくりの流れでは、土地発見後に必要な作業手順が集中するのは前述の通りです。
失敗を避ける為には安易にこれらを済ます訳にはいきませんが、慎重な検討手順を踏めば踏むほど時間を要する事になるでしょう。
その結果、前にあげた予算を仮にクリア出来たとしても、結論をだした時には既に売れてしまっていた‥‥
これもありがちな話です。
早い者勝ちだから、何はさておき土地探しから始めたのに、こうした結果は残念すぎますね。

ここから読み取れる失敗要因は、要するに手順が逆なのです。
何から始めるかを考えた時に、土地探しは着手し易く、土地取引における早い者勝ちのルールを踏まえれば、尚更焦ってここから始める手順に進む傾向がみられます。
しかしながら検討作業の確実さを念頭に置けば、予算を確定させ、その予算額にマッチした条件の土地探しに移る手順の方が合理的と言えるのではないでしょうか。
まず始めに土地探しから‥‥
望ましい家づくりの開始ポイントはどうやらここでは無さそうです。

②楽しみな間取りの検討から

設計
マンションは勿論、同じ一戸建てでも建売住宅と新築注文住宅でのマイホーム計画の違いは、住まいに対するこだわりを思いのままに描けるオーダーメイド性の有無が何と言っても大きいでしょう。
それは、間取り、内装、外観デザインと家づくりの全てにおいて可能性を秘めています。
そんな想いはマイホーム購入のきっかけにもなり得るはず。
憧れのおしゃれなリビングルームや使い勝手の良いキッチン、休日にはお庭のウッドデッキでティーパーティーなどといった家づくりの理想を考えると夢が膨らみワクワクしてきます。
SNS等で色々見聞を深めていくと、夢だけでは無く我が家の間取りの構想も膨らみ始めたり‥‥
そうした流れで、間取りを含めたマイホームの設計構想をアレコレ模索する作業から家づくりを始める手順を踏む方も少なくありません。
「今から間取りの希望整理を始めておけば、ゆっくり考えをまとめられるでしょ!」
我が家の間取り案を準備万端で温めていこうという作戦です。
しかし!
そうした手順で始めた間取りの構想の実現性はどうでしょう?
ここでも2つの課題が浮上します。

<予算と間取りのバランス>

せっかくの新築注文住宅ですからこだわりの素敵なマイホームを目指す気持ちは当然です。
そうした気持ちが色濃くなればなるほど、様々な家づくりのアイデア試してみたいはずです。
恐らく知恵を絞れば絞る程ほどに間取り、インテリアデザインとアイデアは尽きる事はないでしょう。
一方で試したいアイデアが次々湧いてくるという事は、それに要するコストも肥大するものです。
先程の土地探し同様に、資金計画が事後になってしまえば、予算に対して盛り沢山の希望が溢れ出てしまう事態は往々にして起きるでしょう。
結果せっかく練り上げたアイデアを諦める事も出来ず、かと言って予算オーバーする訳にもいかず、となればそこから先の家づくりが行き詰まってしまいます。
ここでもやはり資金計画から始める手順が妥当という事がいえそうです。

<土地と間取りのバランス>

間取りづくりから始める家づくり手順は土地探しとの関係でも要注意です。
仮に土地探しよりも間取りづくりから始める流れを優先させたとします。
その場合、間取り案の完成後に見つけ出した有望な土地物件はどの様な土地でしょう?

  • 土地の寸法は?
  • 土地のどの方向に道路がある?
  • 土地の隣接環境は?(隣家や高低差の具合)

これらが先行して準備した間取りのアイデアとバランスが取れているでしょうか?

  • 間取りが敷地内に収まらない
  • イメージしていたのは南玄関だが道路は北
  • 隣家の窓とリビングからの眺望がバッティング

この手順では得てしてこんな不具合が起こりがち。
間取り(デザインも含めて)とは土地の要件抜きでは成り立たないものなのです。
別な言い方をすれば土地にマッチした間取りが、最良な間取りであるという事です。
という事は間取りを先に決めてしまえば、それに合う土地を探し出さねばなりませんが、ただでさえ苦労する土地探しでそれは現実的ではありません。
そうなると準備したアイデアに適う土地を選ぼうにも果たしてそんな土地が見つかる保証もないし、今更温めたアイデアを妥協したくないし‥‥
これでは八方塞がりですね。
またこんな事も言えます。
いくら土地の条件により間取りが左右されるといっても、過度に制約を受け希望に反した間取りしか実現できない土地であったとすれば検討対象からは外す判断を下す事も必要です。
これらを加味して更に深掘りすると、土地探しと間取りづくり間の作業手順は次の様な流れが合理的と考えられます。

1.有望な土地情報発見
2.土地状況に合わせた間取りづくり
3.土地と間取りの相性を確認の上、購入決断

これなら発見した有望な土地条件に合った間取り案を策定し、意向に合致すれば前に進む、合致しなければ見合わせる判断材料にもなります。

これで間取りづくりの作業自体を何から始めるべきかの手順が整理できましたね。
まず予算案を固め(資金計画)、予算とバランスのとれたアイデアの中から、探し出した土地の条件にマッチしたものをチョイスし、最良の間取り企画を練り上げていく手順、これが最も合理的なプロセスだといえるでしょう。

③お金が心配だから資金計画から始める

ローン
土地探し、間取りづくりに先駆けて資金計画を立て、予算を確定させる手順が大切な事はお分かり頂けたと思います。
つまり家づくりを何から始めるかの結論はここに決着がついた様にもおもえます。
にもかかわらず、この項のテーマである「何から始めるか?」の要注意リストで資金計画から始める手順を挙げるのは矛盾している様に思えるでしょう。
確かに何から始めるべきかとの問いに資金計画とする答えが最も合理的なのは間違いありません。
そこに異論は無いのですが、ここで注意点として取り上げるのは資金計画そのものの手順と具体的検討作業を何から始めるかについてです。
その理由は次の通りです。

<こんな進め方で大丈夫?>

一般にマイホーム購入の資金計画を立てる際、「自ら立案」「ハウスメーカーに相談」「銀行に相談」といった手順が真っ先に思い浮かぶ事でしょう。
それらの中でも、ハウスメーカーへの相談を通じ資金計画の手順を踏む方が最多なのではないでしょうか。
そもそもハウスメーカーに家づくりの相談をすると、資金計画の打ち合わせを切り口に具体的検討を勧められた経験のある方もいるはずです。
この場合の資金計画の具体的手順としては、予算を自己資金額と住宅ローン借入額に別け、それぞれを算出し合算する手法を採る事が一般的です。
自己資金は現状の貯蓄からの捻出可能額や援助がある場合はその額を根拠に、住宅ローンは返済可能額から借入可能額を算出するといった要領です。
こうした手順に営業マンごとの特異性は無く極々共通した手法である為、多くの場合その作業自体に違和感を感じる事は恐らくないでしょう。
しかしながら、一般的と思われているこの手法、ひとつ大きな課題を残す可能性を秘めているのです。
それは住宅ローンの返済額についてです。
というのも、まず自己資金は現有している預貯金内の話ですから分かり易いはずです。
それに対し住宅ローン借入額はこれから将来に向けた毎月の返済額が算出根拠となります。
未知の領域である将来への不確かさに対し、迷いや不安を覚えたとしても不思議はありません。
その不安が解決されないままでは、資金計画を立ててはみたものの「本当にその予算案で大丈夫か?」との迷いが尾を引いたまま以後の家づくりを進める事になってしまいます。
でも常に頭の中は住宅ローン返済の不安でいっぱい‥‥
結局、土地選び、間取りづくり、ハウスメーカー選びの最中も、いつも資金の事が気になり各テーマに集中力を欠く状況では検討の精度も上がってきません。
ましてや立てた予算自体が不安定では果たして土地の価格はいくらが妥当なのか?
新築注文住宅は間取りや選んだハウスメーカーによる価格差も大きな中で一体何を選択すれば良いのか?
家づくりが進めば進むほどに頭の中は大混乱‥‥
結局、不安を手当てする為、資金計画と他の検討テーマを行き来する落ち着かない流れに陥るケースは珍しくありません。
つまり家づくりを「資金計画から始めるべき」という手順は踏んだとしても、資金計画自体の手法に不備があり「着手」はしたけど「終えていない」状態であれば、形式的に「資金計画」→「土地探し」→「間取りづくり」というプロセスで家づくりを進めたとしても、せっかく資金計画から始めた意味をなしません。
既に家づくりに取り組んでいる方の中にも、こんな悩みを抱えている方はいませんか?
それでは資金計画の検討とは何から始めれば良いのか?どの様な手順を踏めばこの様な状態に陥らないのか?の答えが欲しいですね。
次の様なプロセスで整理してはいかがでしょうか。

<ライフプランニングから始める>

いきなり「毎月いくらの返済額にしようか?」を考えても先々の家計の行方が分からず不安なのであれば、まずは先々の見通しを整理する事から始めるのです。
ライフプランニング からのスタートです。
ライフプランニングとは、将来に向けた資金準備やリスク対策といった課題の発見と備えをテーマとした作業です。
ライフプランニングで将来的に起こり得る資金的課題や対策に要する負担額が予め準備されていれば、住宅ローン返済額をどのくらいの負担にすれば安心なのかがわかりやすくなるはずです。
その結果を基に無理のない住宅ローン返済額を定め、借入額を導けば先に示した不安は解消されるでしょう。
その上で資金計画に決着を付け次のすステップへと家づくりを進めれば、先のプロセスでも検討作業が充実してくるのではないでしょうか。
今回はライフプランニングについての解説はここまでにとどめましたが、詳細な手順はこちらのブログ記事でわかりやすく解説してますので併せてご覧下さい。
住宅購入の不安解決にはライフプランニング相談が欠かせない訳

・なぜ手順が重要か?それはわかりやすく家づくりをする為


さて、ここまで一戸建て新築注文住宅のマイホーム計画を成功に結びつける為の相応しい家づくり手順について、「何から始めるか?」を切り口に実際の検討作業でよく見られる3パターンの問題点を例示しながら話を進めてまいりました。
感覚任せの検討手順は勿論のこと、相応しいプロセスを追っている様でも検討手法を誤れば、結果としてせっかく整えた進め方の流れが活かせなくなってしまう事がお分かり頂けたと思います。
何から始めて、その先はどの様に進むかというプロセスに加えて、各テーマの検討時点で確実に納得を得ておく必要がある点も重要ですね。
それではここまでに取り上げた家づくり進め方の流れを整理いたしましょう。

1.ライフプランニング で家計の課題発見と対策実施
2.住宅ローン借入含めた資金計画で予算案作成
3.土地探し〜土地物件発見
4.上記土地物件で間取り案作成
5.納得すれば購入土地決定〜土地売買契約

これがここまでの流れです。
残された家づくりの大きなテーマはハウスメーカー選びです。
最後に悩みに悩み抜く方も多いテーマでもありますね。
しかしながら、ここ迄の検討作業で予算も土地もそれに見合う間取りも既に手元に揃っているはず。
相談打ち合わせを通じて検討先のハウスメーカーの仕事ぶりを観察する機会も充分得ている事でしょう。
後はそこ迄に出来上がった計画案に基づく、住宅購入総額の見積もりを受ければ判断材料は全て揃います。
各社任せのプロセスで検討作業を進め、テーマも順序もバラバラな進め方であれば比較検討は中々大変ですが、各社同じテーマに沿った流れに乗った中での比較であればわかりやすく対比が出来るのではないでしょうか。

さて、これで建築するハウスメーカーが決定すれば家づくりの検討プロセスは完了です。
なぜ家づくりの手順を整える事が重要なのかといえば、ただでさえ疑問だらけのマイホーム購入、加えて注文住宅の家づくりを、わかりやすく進める環境づくりにあるとも言えます。
ひとつひとつ欠かすことの出来ないテーマをわかりやすく確実に整理していくことで、満足のゆくマイホームが現実のものとなっていくのではないでしょうか。
今まさに一生懸命にマイホーム計画に取り組んでいる皆さん!
一戸建ての新築注文住宅を志しているあなた!
家づくりの手順は大丈夫ですか?
家づくりは何から始めましたか?
まずはセルフチェックから始めてみてはいかがでしょうか。


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公式ホームページにも家づくりの情報を揃えております。
併せてご覧いただければ幸いです。
パートナーズライフプランニング ホームページはこちら

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専門家

栗山琢磨(住宅購入・家計設計コンサルタント)

パートナーズライフプランニング

ハウスメーカーでの経験とファイナンシャル・プランナーの知見から、住宅購入をサポート。将来を見通した資金計画から、土地探し、間取り図作成、住宅会社選びまでトータルで相談に応じ家づくりの満足度を高めます。

栗山琢磨プロは河北新報社が厳正なる審査をした登録専門家です

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