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おしゃれな家にする間取のコツ!新築注文住宅のマイホームを素敵な住まいに

2022年6月30日

テーマ:間取り・インテリア

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 注文住宅

マイホームを新築するならおしゃれな家にチヤレンジしてみたいと思いませんか?
注文住宅であれば間取りもデザインも自由!!色々なおしゃれを試す事が出来ます。
せっかくの家づくりですから素敵な住まいを実現したいですよね。
でもおしゃれな家と一口に言ってもどうすればおしゃれな家になるのでしょうか?
コツはあるのでしょうか?
また、おしゃれになったものの新築したマイホームが暮らしにくい住まいになっても困ります。
そんな心配を解く決め手が間取りなのです。
とかくおしゃれな家を考えようとなると間取りそのものよりも
「ハウスメーカーの住宅展示場で見た内装の床材やタイルの装飾」
「Webで見つけた注文住宅のインテリア実例」
「近所に新築されたモダンでおしゃれな外観デザインの家」
といったように表面的装飾デザインの方法論が真っ先に思い浮かぶ事でしょう。
しかしながら、デザインには必ずカタチが付随し、そのカタチは間取りによって出来上がります。
また、間取りは住まいの暮らしやすさも左右します。
つまりおしゃれな家の決め手になるものは表面的装飾デザインのみならず、間取りの工夫にもあると言う事です。
新築注文住宅は皆さんのこだわりが実現できる住まいです。
希望に叶うおしゃれで住みやすいマイホームを目指す為のコツを見ていきましょう。


・おしゃれな家でもこの間取りじゃ

おしゃれな家を考えるって結構難しく感じませんか?
どうすればおしゃれになるのか?
おしゃれな家ってどんな家か?
そうなると気に入ったハウスメーカーのデザインを参考にする等して、まずは表面的なカタチに考えが集中してしまいがちです。
でも、新築完成後はその住まいを眺めるだけで無く、そこは暮らしの場となります。
おしゃれな家はできたけど、この間取りじゃ暮らしにくいと言うのでは困ってしまいますね。

 

おしゃれな家と引き換えに

新築注文住宅はオーダーメイドといえども企画力が伴わなければ素敵な住まいは叶わないでしょう。
だからこそこだわりのおしゃれなマイホームを願う皆さんは色々なアイデアを求め、考え、悩むのでしょうが、そうしたおしゃれな家を実現する為の方法論の模索と共に押さえておくべきコツが暮らしやすさとのバランスという観点です。
住宅コンサルタントの視点で見るとおしゃれな家自体を目的としてを企画する事はさほど難しくありません。
但しデザインのみに絞った企画立案であればという事です。
しかしながら、マイホームの企画立案はそうはいきません。
デザインと暮らしやすさを両立させなければならないからです。
家づくりの失敗談の中には、この部分に起因したものがよくみられ、Webやチラシに掲載されている「おしゃれ」を強調した間取りに目を向けた時にも、結構無理している様に見受けられる設計を目にする事があります。
デザインだけは個性的なこだわりの住まいに新築できたとしても、住まい心地は不満だらけでは決して家づくりが成功したとは言えないでしょう。
だからこそ表面的な造りだけでは無く、使い勝手も意識したおしゃれな間取りの家づくりが、満足なこだわりの住まい完成の決め手となるのです。
それでは使い勝手を意識しながらおしゃれな間取りを案を考えるにはどうすれば良いのでしょうか?
それは立地条件の考慮が欠かせません。

 

間取りの決め手は立地条件

おしゃれな家の決め手が間取りであるならば、間取りの決め手は何か?
答えは立地条件を最大限に考慮する事であり、建築地の状態に建物をマッチさせなければ住まいの機能は不十分なものに終わってしまいます。
例をあげて解説しましょう。
まず道路です。
敷地に北側で道路に接していたとします。いわゆる北道路の土地ですね。
この土地に南側へ玄関を配置した間取りは相応しいとは言えず、そうした建物の間取りやデザインを引用するのは少々無理があります。
また、同面積の土地であったとしても土地の形状や寸法といった条件は様々です。
間取りを敷地からはみ出せないのは当然として、新築するには建築法規のクリア、庭先の空間次第で日照の影響と間取りの外形や配置はこれらの条件を無視しては成り立ちません。
加えて敷地外部、隣接地の状況にも間取りは左右されます。
道路を含め隣地との間に高低差があれば、日照条件、カーポート位置の設定条件に影響を与える可能性もありますし、隣地建物の存在次第では自らの住まいの窓設置や隣地との空間確保に注意を払わねばならない状況だって考えられます。
そうした前提の上に全体の使い勝手と、その条件に一番似合いそうなデザインを同時にイメージしながら間取り構成をまとめていく事でおしゃれで暮らしやすい企画案が出来上がるのです。

・おしゃれな家づくりを楽しもう

ちょっと難しく感じてきましたか?
一生の買い物と例えられるマイホーム計画ですから、頭を抱えてしまわずおしゃれな家づくりを楽しみながら進めていきたいですね。
それではイメージを深める為に、具体例でおしゃれな家の楽しい間取りづくりのコツを見ていきましょう。

 

おしゃれな家のテーマは何?

前述の通り間取りづくりのコツが立地条件とのマッチングであり、この条件に使い勝手とデザインを両立させながらプランニングを進めます。
また、このタイミングで新築するマイホームで実現したいテーマがイメージ出来ていれば好都合です。
それは何もおしゃれな間取りやデザインに直結するものである必要はありません。
新築を機に皆さんの暮らしで試してみたい「夢」のようなもので良いのです。
例えば「マイホームでアウトドアライフを楽しんでみたい!」
なんていうのもそのひとつです。
そのテーマに沿って立地条件にマッチし、暮らしやすく、おしゃれな間取りをまとめていきます。
「でも、ウチの敷地は広くもないしアウトドアなんてきっと無理!」
なんて諦めずにまずは考えてみましょう。
敷地の条件は以下の通りとします。

地積地形:46.6坪  東西11M × 南北14M の長方形
道路  :敷地東側に幅員6M 歩行者の通行量やや多め
隣接地 :四方高低差無し 隣地住宅全方位接近配置の2階建
法規  :第1種住居専用地域(建ぺい率60%容積率200%)

どんな間取りが考えられるでしょうか?
 

暮らしやすくおしゃれな間取りのコツ

それではお待たせしました!
アウトドアライフをテーマにしたおしゃれな間取りをご覧頂きましょう!!

新築注文住宅中庭のあるおしゃれな家の間取り

間取りをプランニングするにあたってのプロセスをご説明します。
まず始めはカーポートスペースです。
周囲の建物が建て込んでいるのは、建築地が敷地に対する建物面積、高さ、隣地との離れといった要件が比較的法規が緩やかである第1種住居地域に属している影響です。
自らのプランニング過程では有利なのですが、周囲の建物も同様なので影響を受けやすくなります。
また自らの敷地面積も決して余裕がある訳では無く、南側隣地建物間との緩衝帯に使いたいのでこの位置に設けます。
次はリビングです。
定石通りに考えれば間取り南ラインに配置するのでしょうが、日照の確保には少しでも南側建物から離れを確保した方が有利です。
加えてこのLDKに絡めてこだわりの要素を盛り込んでみたいと考えました。
アウトドアリビングとも言える中庭です。
この中庭、広さは12畳程もあり、LDKからは大きな開口部で直接面していますが、道路との接面に目隠しを施せばプライバシーも保たれ、BBQやティーパーティーなどアウトドアイベントも気軽に楽しめるでしょう。
このLDKから中庭への空間のつながりはおしゃれ要素としてもかなりのインパクトになるでしょう。
中庭を隔てたスペアルームの上部には2階を上げず屋根かバルコニーにするなどすれば日影の影響も最小限に抑えられリビングは明るい空間が実現します。
また、玄関からLDKへとアクセスするホールもこの中庭に面しており、単なる通路では無い明るく開放的な雰囲気の個性的空間を演出します。
家事動線に関してもキッチン近場に水周りをまとめると共に、先程の玄関〜LDKアクセスラインからは出入り位置をちょっと引いてますので来客時の視線も気にならないでしょう。
勿論、更におしゃれな家を演出する為に、床材を工夫したりテレビ背面の壁をタイルで装飾する等アイデアは尽きませんが、空間そのものの演出が既視感に埋没しないオリジナリティーに富んだものとなっていれば、既に間取りそのものがおしゃれを表現する存在として成り立ちます。
既視感に捉われない意外性を持つ演出は「こんな家見たことな〜い!」と言うインパクトの効果を生み出し、おしゃれな家づくりには覚えておきたい間取りのコツと言えるでしょう。

・外観デザインも素敵に

おしゃれな家づくりを実践するのであれば間取りや室内だけで無く、外観デザインも素敵にしたいですね。
新築注文住宅なのですから、おしゃれな外観だって工夫次第です。
こちらもご覧頂きましょう。

新築注文住宅中庭のあるおしゃれな家の間取りの外観

1階間取りは中庭を中心にコの字型に囲いましたが、2階もこれに倣ってしまっては中庭やリビングの日当たりに影響しますので、前述の通り一部2階部分には部屋を設けずL字型の間取りとします。
また、道路と建物の接面は離れも極至近でもあり、通行人の往来がそれなりに有るのであれば無理に窓を設けるよりも壁面で構成した方が合理的と言えるでしょう。
そうすると外観デザインの方向性としてはアンシンメトリー性を活かしたモダンテイストがおしゃれなデザインに馴染みそうです。
昨今おしゃれな外観の演出方法として窓無しデザインで先進的なイメージを醸し出す事を狙っていると思われる新築住宅を時折見かけますが、本来採光や通風に必要な最低限の窓空間をも端折った上での斬新さであっては本末転倒です。
この間取り図においては道路面以外の面で採光通風を充分に取り入れられるようにしておりますので、この点は心配ありません。
またどうしてもこの面に開口部が欲しい場合は高窓で対応するという方法もモダンテイストのデザインを崩す事なくおしゃれにまとめる事が可能です。

・おしゃれな家づくりしてみませんか

さて、今回は新築注文住宅のマイホーム計画でおしゃれな家を目指す為の間取りのコツと注意点について見てきました。
おしゃれな家というと「難しそう…」「センスが…」と身構えてしまうかもしれませんが、ちょっとした工夫で素敵なマイホームが実現出来るのならば試してみない手はありません。
反対に、余りにも肩に力が入り過ぎて只々奇抜なだけであったり、住み心地を犠牲にした住まいになってしまったのでは後悔が残ってしまいます。
おしゃれな家を試してみるコツは、小手先のテクニックに走る前に自分自身の考える暮らしのこだわりを整理してみること!
そんなこだわりの中にこそ暮らしやすさとおしゃれが両立するアイデアが隠れているものです。
楽しみながらおしゃれな家づくりにチャレンジしてみませんか。
とは言うものの皆さん自身で間取りからデザインまで全てをプランニングするのはちょっと重荷かもしれません。
家づくりをサポートする信頼できるプランナーの存在が最後の決め手と言えるでしょう。
具体的な間取り図作成の前に雑談などから彼等のアイデアの引き出しの深さを察する事が出来れば理想です。
聞いた事のあるような陳腐な方法論だけで無くオリジナリティーに溢れ、且つ使い勝手にも目配り出来るアイデアの話題が登場するようであれば期待が持てそうです。
安心して相談できるプランナーに出会うには、ハウスメーカーのブランドのみに捉われず家づくりの考え方を見定めるのがコツ。
信頼できるプランナーのサポートで素敵なマイホームを実現したいですね。
え!私ですか?
私も勿論お手伝いいたしますよ。
おしゃれな間取りは勿論、資金の悩みから土地探し、ハウスメーカー選びまで家づくりをトータルでサポートいたします。
お気軽にご相談ください。


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この記事を書いたプロ

栗山琢磨

満足が続く家づくりと家計設計相談のプロ

栗山琢磨(パートナーズライフプランニング)

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