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家を買う為にまずやることは?どこに行き誰に相談するかの悩みを解決

栗山琢磨

栗山琢磨

テーマ:マイホーム計画

家を買うには夢と共に不安や悩み事も尽きないものですね。
一戸建ての新築住宅、マンションを問わずマイホームを実現するまで数多くの課題を解決しながら住宅購入計画は進んでいきます。
ご夫婦二人の相談だけで進めるにも住宅知識の不足に不安を持つ方は多いはずです。
そもそも家を買う為にまずやることすら分からない中で間違った進め方をしてしまい、最終的に不満や後悔だらけのマイホームなんて事態に陥りたくはありませんし、果たして家を買うこと自体に迷いがある方だっているでしょう。
それではどこに行けば悩みは解決するのでしょうか?
こんな時、住宅購入に必要な知恵をアドバイスし、悩みを解決してくれる相談相手がいたならば…。
相談を通じ的確な情報を得る事で不安が解決出来るのならば心強いのは誰もが同じはずです。
そんな事を考えると、満足のいく家を買う為にまずやることは何でしょうか?どこに相談するのが安心なのでしょうか?誰に相談すれば悩みが解決できるのでしょうか?
そんな皆さんの悩みに住宅購入コンサルタントの私がお応えしてみましょう。


1. 家を買う為にまずやることは何?

家を買う時、思い付きはダメ!

住宅購入を始めながらも「これまでに家を買った経験は?」と尋ねられて、「有ります」という方は極々少数派なはず。
ということは家を買う時、過去の経験則に頼ろうにもそれはちょっと難しいのが悩ましいところ。
でも、たくさんの解決すべき課題が待ち構えていそうなことだけは間違いなさそうです。
住宅ローン、物件探し、業者選び、それ以前に家を買うこと自体が正しい判断なのか?
思い付くだけでもマイホーム完成までにやるべきことが山積しています。
一体どこから手を付ければ良いのか?まずやるべきことは何なのか?その先何をすれば良いのか?住宅購入に向けた課題は何から何まで悩んでしまいそうな事ばかりですね。
そんな時ありがちなのが不安な事、気になる事、興味のある事に飛び付き、思い付くまま検討作業を進めてしまう流れではないでしょうか。
やるべきことが何かが分からなければ悩んでいても解決はしません。
とにかくその時々に思い付くところから手を付けていくしか術がないのは確かです。
しかしながら、思い付きの進め方では検討作業全体にまとまりを欠き、必要以上に注力したテーマ、検討不足気味のテーマ、手付かずに終わったテーマと個々にバラツキが出る事は避けられません。
家を買う事は一生の買い物とも例えられます。
満足ゆくマイホーム実現にはもっと慎重な進め方を模索するべきなのは言うまでもないですね。

相談先はどこでも良い訳ではない

この様に住宅購入知識、経験値が乏しい故の不安から満足のゆくマイホーム実現が危ぶまれるのであれば、家を買う検討準備としてまずやることは何か?
それは情報の不足を補う術を考える事が先決なのではないでしょうか。
いくら住宅ローン、物件探し、間取りと個々のテーマに悩み手当たり次第に取り組んでみても、どれも情報が足りなければ結局手探りにならざるを得ません。
よく分からない状態にもかかわらず、いきなり思い付くまま個別のテーマに取り組むのでは無く、住宅知識の不足を補う情報確保の整備がなされていれば、効率良い解決策になるはずです。
でも、家を買う為に必要な情報って一体何でしょう。
それはどこにあるのでしょうか?
誰かに相談しアドバイスを受ければ分かるのでしょうか?
結論から申しますと、これまた闇雲に誰かに相談したりどこかを探してもそれは得られません。
相談する先や情報の入手先を吟味しなければ住宅購入の為の有益な情報収集には結び付かないという事です。
それでは次にその辺りのロジックを掘り下げてみましょう

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2. 住宅購入に有益な情報とは?

「住宅購入でまずやることは情報収集から!」となると「どこから?」「誰に?」と即座に具体的な情報源に向かいがちですが、効果的に進めるにはまず始めに有益な情報とは何かを整理しておいた方が良さそうです。
情報の質とその分類、果たす役割についてまとめます。

情報の質は全て均一では無い

家を買うにあたり情報の重要性に異論がある方は恐らく居ないでしょう。
前で述べた通り情報が乏しければ、住宅購入の進め方は手探りや感覚任せにならざるを得ないからです。
当然の如く、家を買う為に動き出す方々の多くは情報収集に意欲的です。
各々まずやれることからと、あちらこちらに相談しアドバイスを求めたり住宅関連のネット情報を集めるなどした精力的な姿が随所にみられます。
ある意味で住宅購入検討作業の大部分を情報収集に振り向ける方も珍しくはありません。
しかしながら、この様に注力し集めた情報も、もしその入手先が思い付くまま選んだ誰かれからの相談やネットからかき集めたままの状態であったとすれば、それら全てに均一な精度を求める事は極めて難しい結果となるでしょう。
ランダムに集まった情報に精度のバラツキが生じる事は避けられないのです。
苦労して相談を重ねせっかくかき集めた情報も精度が怪しいものを採用してしまえば、寧ろ判断の誤りや悩みを深くする要因としかなりかねません。
そういった意味で情報収集に止まらず情報処理、つまり情報を見極め整理する作業は対で行わなければならないのです。
でも、情報収集の熱の入れようと比較するとこちらの方まで注意がまわらない…そんな方々も多いように見えますがいかがですか?
では、情報の見極めとはどうすれば良いかを次に考えてみましょう。

情報を分類すると

集めた情報の精度がバラバラであるならば、これらを見極める手順を知っておきたいですね。
下の3つの様な分類が分かりやすいのではないでしょうか。

①専門性を備えているか

②経験談に基づく情報か

③情報源からの伝聞か

誰か第三者に住宅購入に関する相談をしたとしても、その相談相手が住宅の専門的知識を備えていなければせっかくアドバイスを得たとしても心許ない事はお分かりだと思います。
まず始めに見極めたいのは専門性を備えた情報か否かの判別です。

は知人、親類への相談やネットのブログ検索などを通じてもたらされるケースが多いかもしれません。
情報提供者当人の住宅購入経験がそのソースとなっている場合であり、専門性を帯びていないとしても事実に裏付けされた話には説得力を感じる事でしょう。
しかしながら、このジャンルの情報の注意点は情報源が誰であろうとその経験談が主観的なものではないかの確認です。
極めてレアな出来事が普遍的な物事として扱われたり、個人的な感情や感覚という定性的な尺度を軸にした情報であったとした場合、客観的事実との乖離がある事も考えられるからです。

これは相談相手など情報提供者当人の直接情報では無く第三者の経験や見解に基づく情報ですが、最も注意して扱うべきがこの種のものです。
いわゆる「誰かから聞いた話」という事であればある意味で噂話と大差は無く、その真偽が疑わしいものも当然含まれるでしょう。
また、得てしてランダムに集まる情報の多くはここに分類される傾向があるようです。
どこからの入手であろうと情報の質としては決して高くない可能性を心得て扱うべきでしょう。

この様に得た情報を分類してみると、それらの精度が決して均一でない事に気付くはずです。
更に根拠が示されていなければ情報としてのは価値は低く、これをソースが明らかな情報と混同して扱ってしまえば混乱を招く要因となってしまう事をおさえておきたいですね。
マイホーム完成まではまだまだ先にもかかわらず住宅購入の検討過程で悩み疲れきってしまう方はとても多いのですが、それは情報整理の不備が原因かもしれません。

情報収集は目的ではない

情報は集めるだけ集めてもそれそのものに価値はありません。
判断材料として活用し、初めて役割を発揮します。
いわば判断が目的であるとすれば情報収集はその為の手段という位置付けになるでしょう。
ところが前にも触れた通り、家を買うにあたっての情報不足を不安視する余り情報収集に最大限のパワーを費やす方は非常に多く見られます。
「家を買うならまずやることは情報収集!」と、誰に相談しよう?どこで調べよう?と一生懸命です。
でも、集めるだけで終了し整理不十分なままでは有益情報から価値の低いものまでゴチャゴチャの状態なものを判断材料として扱わざるを得ません。
つまり情報収集という手段が目的化してしまっているという事です。
実は住宅購入の検討過程で情報収集の目的化は、マイホーム計画が思うように進展せず悩んでいる方々多くによくみられる現象でもあります。
情報の役割が入れ替わってしまっては住宅購入の検討が上手く進まなくなるのもやむを得ないでしょう。

家1

3. どこに相談?誰に相談?

それでは情報の位置付けと分類を押さえた所で、次に具体的情報をどこから集め、誰に相談し、どの様に整理していくのか前項の分類も踏まえながらみてみましょう。

どこに行って相談すれば良い? 

  
まずはどこに行って相談すれば良いのか、その属性から整理してみましょう。
これも大きく分類すると下記の様な種別が成り立つのではないでしょうか。

a. 身近な友人、同僚、親類への相談

b. 住宅会社、不動産会社の営業マンへの相談

c. 住宅購入コンサルタントなど相談窓口へ

d. SNSなど含むネット情報収集

a. 一番手軽な情報入手先が自分自身の身近にいる知人関係への相談という方は多いでしょう。
過去に家を買った経験のある人物であれば相談を通じて何かしらアドバイスを得る事も期待できそうですし、親しさを背景に熱心に相談に応じてくれるかもしれません。
しかしながらこのグループに該当する方々の提供される情報の多くは先に分類した②、つまり経験談を通じた主観的情報が中心となりがちです。
少なくとも客観的情報である①に該当するものを得るには難度が高い相談先であると言えるでしょう。

b. 家を買う際 a.と共に情報収集先として誰もが思い付くのが住宅会社営業マンへの相談ではないでしょうか。
彼らなら住宅購入に必要なスキルをどこよりも備えているはずであり、先の項で分類した専門性を含む情報である①を提供してくれるのに最も相応しい相談先と思えるからです。
確かにその通りではあるのですが次の2つが問題になります。
第一に各営業マンの個人スキルには相当な格差があり全てが十分な専門性を備えている訳では無い事。
第二に営業マンの地位はあくまでも売手側であり、相談から得られる情報提供は住宅販売に合致したものに限定するバイアスが掛かるであろう事。
となりますとどこまで情報の有益性が担保されるか、見極めはやはり欠かせないという事が問題となります。

c. 専門性を期待し、尚且つ客観的な立場から助言を得るのであれば、住宅購入コンサルタントといった相談窓口からの情報取得も一つの方法です。
まだ一般的なルートとはいえませんが、弁護士や税理士と同様な立ち位置で皆さんの家づくりをサポートしアドバイスする専門家がいれば bであげた売り手買い手の立場の衝突から生じる取得情報の偏りの不安も解決するでしょう。
但し、専門性を備えるとはいうものの、住宅購入全般のスキルまでは備えず、「住宅資金限定」「住宅会社への取次まで」と言った様に限定的な分野のみを対象としているものもあり、この点には注意が必要です。

d. どの分野でも現代社会で情報収集といえばどこよりも一番活用されるのがネット情報なはずです。
これまで上げたaからcはこれらに属する人物への相談を通じて情報を集め、悩みを解決していこうという手法でしたが、ネットからの情報収集は欲するテーマの情報に絞り、個別相談よりはるかに多くの情報に触れる機会が得られます。
当然住宅購入の有効な情報収集手段の一つである事は間違いありません。
しかしながら、問題もあります。
こうした手段で集めた情報は先の①〜③までの分類にとどまらず、本来無価値である無根拠なものまで混在したものが一方通行で流れ込んできます。中にはアクセス数稼ぎ目的で刺激的内容のみが強調されるものも含まれるでしょう。
相談事の様に双方向であれば精度を見極める手掛かりを掴むチャンスも見出せますが、一方通行のネット情報は受け手の技量でこれらの情報処理を行わねばならず、情報が氾濫し寧ろ悩みや疲労感を誘発する要因にすらなりかねないのが難しいところです。

この様にどこに相談してもたらされた情報かによって傾向の様なものが見つかるはずです。
それを踏まえておけば情報の質を見極める為に先にあげた分類の手掛かりにもなるでしょう。
もし精度の低いゾーンに入手先が集中していたとするならば見直す事も必要かもしれませんね。

誰に相談すれば安心?

どこに相談するかによって集まる情報の傾向がある事が分かりました。
それではその中で具体的に誰に相談すれば有益な情報を得られるのでしょうか?
安心して判断を導く事に近付けるのでしょうか?
個別の相談であろうと、ネット情報であろうと、書籍からであろうと、必ず誰か発信者の存在があります。
ここまでの整理から求めるべき相談相手の具体像が段々と明確になってきました。
どんな相談相手が望ましいのかまとめてみましょう。

・住宅に関する広く深い専門的知識を持つ人
・経験談など主観的な情報と客観的事実を混同せず扱える人
・情報の根拠を明示した上で発信する人
・客観的な地位で情報提供出来る人


誰に相談すれば安心なのか?
また、果たして今受けた情報の精度はいかなるものか?
こうした迷いも、相談相手から得たアドバイスとここであげた要件を照らし合わせば答えが見えてくるはずです。
これはなにも対面での相談だけではなくネット情報の場合も変わりません。
発信者の背景が分からないまま全てを鵜呑みにしてしまえば、住宅購入知識が深まるどころか迷いが深くなるばかりでしょう。
如何にして有益な情報を得られるかは、どこで、誰に相談するかの選び方次第で結果は変わってくるものなのです。

計画

4. まずやることは信頼ある相談先探し

さて、家を買う為に何から始めるかの答えとして、有益な情報確保の重要性とその為にどこに行くか?誰に相談するのが効率的かを話して参りました。
住宅購入に向けた検討作業は一朝一夕なものでは無く、数々の課題を解決しながら念願のマイホーム完成へと歩を進めます。
それは必ずしもその流れが示されている訳では無く、検討プロセスもいく通りものルートが考えられると同時に、検討課題自体も予め用意されている訳ではありません。
せっかくのマイホーム計画も、これらの最も手堅いルートやテーマ、加えて解決策の知識を持つと持たないではマイホーム完成後の満足度に違いがあるであろう事は想像がつきますね。
無為に手探りで歩み出すよりも、誰か住宅購入に精通し皆さんの悩みの解決策をアドバイスしてくれる信頼ある相談先をまず始めに探し出せれば、それに叶う事となるでしょう。
家を買うにあたりまずやることは何か?
その第一歩として信頼ある相談先探しを意識してみてはいかがでしょうか。

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栗山琢磨
専門家

栗山琢磨(住宅購入・家計設計コンサルタント)

パートナーズライフプランニング

ハウスメーカーでの経験とファイナンシャル・プランナーの知見から、住宅購入をサポート。将来を見通した資金計画から、土地探し、間取り図作成、住宅会社選びまでトータルで相談に応じ家づくりの満足度を高めます。

栗山琢磨プロは河北新報社が厳正なる審査をした登録専門家です

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