日本経済の破たん!?ウソ?ホント?(2)
今月、財務省は「国の借金」について発表しました。
「財務省は9日、国債や借入金などを合わせた「国の借金」が2014年3月末時点で、1024兆9568億円だったと発表した。
これまでで最大だった13年12月末から7兆110億円増えた。国民1人あたり約806万円の負担で、一般会計の税収(14年度予算案では約50兆円)の約20年分に相当する。」
*2014年5月10日の読売新聞WEB記事から抜粋*
この手のニュースを見聞きすると、日本が破たん国家のような印象を受け、暗い気持ちになります。でも、現実の日々は、皆さんが明るく生活しており、物価も、金利も安定している。経済学者やエコノミストは、日本は危ないと言ったり、日本は大丈夫と言ったり。
皆さん、何が本当か分からなくなっていると思いますので、ここで物事を整理して、日本はどういった状態なのかを検証したいと思います。
日本国は、日本国政府の事を言うの??
この手の話をすると、言葉の定義があいまいの為に誤解を与えたり、作為的なミスリードに用いられたりします。
「国の借金」と言っている国債とは、
「日本国債(にほんこくさい)は、日本国政府が発行する国債(国家の公債)である。」とあります。
*Wikipediaから引用
つまり、1000兆円を超える「国の借金」とは「日本国政府の借金」なのです。
では、日本国は日本国政府なのでしょうか。ここの部分のとらえ方が各々違うために色々な誤解を与えているのです。
日本国政府は、日本会社の社長さん!?
ここでは、話を分かりやすくするために、会社に置き換えて考えていきます。
「日本国」を「日本会社」、「日本国政府」を「社長」、「日本国民・法人」を「従業員」とすると、今、日本が置かれている状況を上手に説明できます。
「日本会社」の売上は、「従業員」の生産性が高くコツコツ働く体質の為に、480兆円(GDP:国民総生産)となっております。その儲けを「社長」と「従業員」で分けています。しかし、現在、とてもいびつな状態となっております。
日本銀行調査統計局の資金循環計(2013年第4四半期速報)を参照すると、
*「従業員」は、純資産が920兆円。
内約:資産は2590兆円(家計1650兆円+民間法人940兆円)、負債は1670兆円(家計360兆円+民間法人1310兆円)
*「社長」は、純負債が620兆円。
内約:資産が530兆円、負債が1150兆円(一般政府:中央政府、地方公共団体、社会保険基金)
となっており、「従業員」は裕福なのに、「社長」は借金まみれで困窮している状態が解ります。
「社長」は分け前を増やして欲しくて・・・、烈しくアピール!!
社長である日本国政府は、従業員である日本国民は裕福なのに、自分が貧乏であることに憤りを感じており、自分の借金の大きさを烈しくアピールして、分け前を増やしてもらおうと頑張っているところです。従業員である日本国民も、その猛アピールに分け前変更(増税)も仕方ないかと説得しかかっており、先の消費税の増税が実現しました。
日本は健全に運営されています。
「国の借金」という誤解しやすいフレーズを使って、国民に無用な不安を与えておりますが、「日本会社」である日本の国は、破たん寸前かというとそう言う訳ではなく、300兆円のプラスの純資産をもって、健全に運営されてる状態です。
ご安心して日本国で明るく楽しく生活してください。
(つづく)
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