メタバースでの資産運用に特化したファイナンシャルプランニングを提供（2/3）

企業や地方自治体向けに、メタバースを活用した事業化のサポートも

　自身も個人投資家として、仮想通貨やNFT、メタバース不動産などの運用を行っている多田さん。あるメタバースプラットフォームの「DAO（分散型自律組織）」にも参加しています。
　「メタバースや仮想通貨の魅力は、その将来性です。例えばビットコイン（BTC）は、2009年の誕生時には1BTCが1円以下から、23年4月時点で400万円以上に。スマホが急速に普及したのと同じように、5年後、10年後には誰もが当たり前に利用する時代が来る可能性は大きいでしょう」

　また、企業や地方自治体向けに、メタバースに関するコンサルティングにも力を入れています。メタバースと深く結びつくブロックチェーン技術を活用した次世代インターネット「Web3.0（Web3）」について、国を挙げた環境整備も普及の追い風になると強調します。
　「世界的に見ると日本は後れを取っているものの、22年に経済産業省が『Web3.0政策推進室』を設置するなど、国家戦略として打ち出したことにより、関心を持つ企業や自治体が増えてきています」

　ある自治体のふるさと納税で、返礼品として地域のプロスポーツチームとコラボしたNFTアートを提案するなど、すでに始動しているプロジェクトもあります。
　「メタバース上のバーチャルショップでNFTアートを販売したり、イベントを開催したり、できることはいろいろあります。プラットフォーム選びからアドバイスし、コストを抑えつつ、成果を導く手法を一緒に考えます」

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【次ページ】スタートアップや会社経営を経て、メタバースに特化したファイナンシャルプランナーとして活動

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