傷がないのに感染が認められるケースで、何が起きているのか?!

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傷はぜったい消毒するな(夏井睦)という本を読みました。その6

・患者を診ていると、傷口がないのに感染しているケースが少なくない。

そのような場合、腫れているところを切開すると、その下に大量のドロドロ濁った血液がとどまっており、それを除去するとウソのように痛みがなくなり、熱も下がる。

このような症例をどう考えたらよいのか。

どの例でも、10日くらい前に患部を強打しているから、おそらくこの時に打撲部位で血管が破れて出血し、その血液が吸収しきれず残って血腫になったことは間違いないだろう。

そして、10日目ごろに細菌が侵入して血腫にたどり着き、そこで増殖して化膿したとしか考えられない。

それでしかこの突然の痛みと発熱は説明できないのだ。

それではその細菌はどこから入ったのか。

「傷から入った」と説明しようにも、傷口そのものがないのだから、これはありえない。

また、他の部位の皮膚から入ったわけでもない。これ以外の部位の皮膚にも傷はないからだ。

可能性は一つしかない。

「血管の中に紛れ込んで流されている細菌」が血腫に接触して侵入した、という可能性である。

血管の中に細菌がいるの、と不思議に思われるかもしれないが、血液中で細菌がみつかることは珍しいことではない。

食中毒や怪我をした直後、あるいは抜歯後などにはかなりの頻度で見つかるらしい(これを菌血症という)。

皮膚に傷がない以上、このような細菌侵入経路でも考えないと、「傷がないのに化膿する」現象を説明できないのだ。

・感染を予防する唯一の手段は、感染源となる血腫や縫合糸を残さないようにするか、血種などが確認されたら、速やかに除去するしかない。

感染源がなければ、細菌といえども増殖できないからだ。

これが本当の感染予防である。




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