認知症を予防する”デュアルタスク”とは?!
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フィニッシュライン上の高さ約2㎜以上の健康な残存歯質は、周囲をクラウンの装着により、リング状に把持し、歯根破折を防止する効果(フェルール効果)があると数々の報告がなされている。
ポストにどの材料を使用するかはそれほど大きな問題ではなく、ポスト・コアの予後は残存歯質量とフェルールの有無が重要な要因である。
(参考文献)
Eissmann HF, Radke RA Jr. Prostendodontic restoration. In:Cohen S, Burns RC, eds. Pathways of the pulp. 4th ed. St Louis: Mosby: 1987 : 640-643.
Fokkingga WA, Kreulen CM, Bronkhorst EM, Creugers NH. Up to 17-year controlled clinical study on post-and-cores and covering crowns. J Dent. 2007; 35(10) : 778-786.
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差し歯の土台はメタルよりもファイバーコアがよいとは言われるようになって久しいですが、そのような材料学的な相違よりも、残存歯質量やフェルールの有無が治療の予後に大きく影響を与えるという当たり前の結果が報告されました。
もちろん、残存歯質量が十分にあり、フェルール効果の期待できるクラウン・ブリッジの設計を行い、土台にはファイバーコアを使用するというのがベストな治療計画であるということは、言うまでもありません。
ちなみに、すぐ外れるクラウン・ブリッジには、この”フェルール”がないことが歯科臨床では頻繁に見受けられます。
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