本物のがんと「がんもどき」の違いとは？！

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「余命3か月」のウソ（近藤誠）という本を読みました。その2

・本物のがんと「がんもどき」の違いはただ一つ、臓器への「転移」の有無にあります。

転移がんを治す方法は見つかっていないので、転移が見つかったら、治るのをあきらめることが第一歩です。

治そうと思うと、無理な治療に走り、命を縮めやすいからです。

症状の緩和、延命といった現実的な目標を立ててください。

・腹腔鏡手術は、医療事故が多発している。

・免疫を高めてがんを防ぐというのは、無意味。効果なし。

なぜなら、免疫細胞は、外からの異物を敵と認識してたたく。

がんは自己細胞が変異したものです。

人間の免疫システムが、がん細胞を敵とみなさないからこそ、がんは発生するのです。

・欧米では、胃癌検診も肺がん検診も無効とされ、行われていない。

・「マンモグラフィーで150万人もの女性が早期乳がんと診断された。

しかし末期がん患者数が減った事実はない。」（ギルバート・ウェルチ博士）

マンモグラフィーだけで発見されるのは乳管内がん等の命にかかわない「がんもどき」。

・「早期がんを切らなかったら、進行がんになった」という話がありますが、それは最初の診断が甘くて、もともと進行がんだったんです。

がんは誤診が大変多いので。

本物の眼と「がんもどき」は、がんの診断に欠かせない、病理検査では全く同じに見えます。

ただ、がんの部位、大きさ、進行度によって、本物のがんと「がんもどき」の比率は大体決まっています。

・抗がん剤は猛毒です。

抗がん剤で治る成人のがんは、急性白血病、悪性リンパ腫、睾丸のがん、子宮絨毛がんの4つ、全体の約1割程度。

・日本で認可されている抗がん剤の半分以上が、欧米では認可されていない。

・日本では、抗がん剤が医薬品として認可されるためには、臨床試験が必要で、奏効率が2割でよく、その際、治療効果、延命効果などは考慮されてきませんでした。

奏効率が2割とは、「2割の患者が、4週間以上腫瘍の大きさが半分以下になればよい」ということ。

つまり、8割の患者に無効でも、4週間だけの効果でも良いというのです。

・がん検診は、日本でだけ盛んに行われています。

欧米では肺がん検診や胃癌検診はほとんど行われていません。

なのに欧米では日本よりも数十年早く、胃がんが減ってきています。

・日本では、アメリカで肺がん検診が無効という結論が出た次の年から、肺がん検診を始めてしまった。

がん検診で本当にがんを治せるのなら、何百万人が検診を受けている日本では、がん死亡率は欧米に比べて激減していなければならないのに、激増しています。

・抗がん剤で「ガンが進行しない期間」を延ばしても、延命にはつながっていません。

・基本的に5年とか10年生きられて、その時点で転移がなければ「がんもどき」です。




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