社長の電話が止まらない日常・・・。その情報の渋滞、見える化すれば変わります
「そろそろExcel管理じゃ限界だな…」
ある日、製造業を営むA社の社長が、ふとこぼした言葉です。
見積、請求、在庫、進捗管理…あれもこれもExcel。複雑になりすぎて誰も手をつけたがらない。
情報は担当者の頭の中だけ。属人化が進み、引き継ぎもうまくいかない。
でも「DX」とか「クラウド」と聞くと、急に遠い話に思えてしまう。
「結局、何をすればいいのか分からない」「導入しても続かないんじゃないか…」
そんな悩みを抱える中小企業は、本当に多く存在します。
この記事では、「DXって何?」という基本から、実際に現場で起きている変化のカタチまでを、やさしく、実例も交えてご紹介します。
まずはざっくり理解するところから、一緒に始めてみましょう。
1.DXって、そもそも何なの?
「IT化とDXって何が違うの?」という声、よく聞きます。
ざっくり言うと
IT化:今の業務を効率化するためにツールを導入すること
DX(デジタルトランスフォーメーション):ビジネスの仕組み自体を変えること
つまり、DXは「単なるツール導入」ではなく、会社全体の「やり方」を変えていく取り組みなんです。
1.1 DXの3つの柱
DXと聞くと難しそうに感じますが、実は以下の3つのことを進めていくイメージです。
① プロセスのデジタル化
手作業や紙ベースの業務を、デジタルに置き換えることです。
たとえば…
- 見積や請求をExcelで管理していた → クラウドの見積アプリに
- 紙で日報を書いていた → スマホで入力・共有に
ポイントは、「無理に全部デジタル化しようとしなくていい」ということ。
業務の負担が軽くなるところから、ちょっとずつ始めるのが正解です。
② ビジネスモデルの見直し
「売り方」「届け方」「儲け方」を見直すことも、DXの一環です。
例:
- 商品+LINEで使い方アドバイス → ファン化・リピート増
- 対面営業からZoom商談へ → エリア外の新規顧客を獲得
中小企業でも、身の丈に合ったやり方で「新しい届け方」を作ることができます。
③ 顧客体験の向上
お客さんと「つながり続ける仕組み」を作ることも大切です。
- SNSやLINEでこまめに情報発信
- フォームで簡単に問い合わせ
- アンケートで声を聞く
「ちゃんと見てくれてる」「対応が早い」
そんな印象を持ってもらえたら、リピートや紹介にもつながっていきます。
1.2 DXって、何のためにやるの?
DXの目的は、「かっこいい会社になること」ではありません。
現場の困りごとを減らし、強く・続けられる会社をつくることです。
作業ミスや手間の削減
- デジタルツールで作業が早くなり、ミスも減る。
- 特に「ダブル入力がなくなった」という声が多いです。
意思決定が速くなる
- 売上や在庫の情報がリアルタイムに見えると、判断が早くなる。
- 「あの件どうなった?」と聞かなくても済む状態に。
顧客満足度が上がる
- お客さんからの要望にすぐ対応できる環境が整う。
- 信頼が生まれ、選ばれ続ける会社に。
1.3 「全部やろうとしない」のが、成功のコツ
私が支援する企業でも、よくあるのが「最初から100点を目指しすぎる」ケースです。
でも、本当に大事なのは…
- 「ひとつ変えると、社内の空気が変わった」
- 「みんながこれなら続けられると言ってくれた」
そんな小さな前進です。
まずは「Excel地獄から抜け出す」くらいでちょうどいい。
やさしく、現場に合ったDXこそが、成功するDXです。
まとめ:DXは「誰かがやること」じゃない。「あなたの会社で始められること」
DXは、特別な会社や、大きな投資が必要なことではありません。
今の課題を、少しずつデジタルの力で改善していく。
それが、続く会社をつくる第一歩になります。
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