事前審査の提出はくれぐれも慎重に!!!【融資審査実務あるある】
前回まで融資成功事例3連発をお届けしましたので、今回は違うこと、私が銀行員時代の経験を踏まえて住宅ローンコンサルタントとして皆様のお力になれること、なれないことをお話しします。
どうぞ、肩の力を抜いて気軽に読んでいただけたら幸いです。
私は銀行に18年間勤務し、約1000件の住宅ローン審査、約400件の住宅ローンを実行しました。
住宅ローンは個人が借りる非事業性のローンでは一番金額が大きく、期間もとても長いです。
そのため、融資審査の実務ではカーローンやフリーローンなど他のローンと比べると審査するところがとても多く、担当者もよくよく注意して申込者の情報をひとつひとつ精査します。
一般のサラリーマンの方よりは会社経営者や個人事業主の方などは特に厳しく見られる傾向にあります。
しかし、住宅ローンを借りた経験のある方や不動産業者様、ハウスメーカー様などは特にご存じだと思いますが、事前審査申込書に書くことなど大体どこの金融機関も同じです。
氏名・住所・電話番号・勤務先・勤続年数・定年退職の年齢・既存のお借り入れがあるか否か・預貯金の額・資金計画・物件情報・・・くらいですね。
ただ、本音を言うと・・・。
正直、この情報量だけでウン千万、ウン十年のローンが返済可能かどうかなんて判断できません。 そこで申込書に書いてない、申込者の人柄や計画性、堅実性など一生懸命探してプラス材料とし決裁者を説得するのです。(これ大事!!)
審査する側も否決したくて審査するわけではないのですから・・・。
いわゆる完全ブラックな信用情報をお持ちの方をホワイトに変えることはできません。
ただし、信用情報に不安がある方もすべての履歴を正確に申告していただいた上で経緯を掘り下げた結果、ギャンブルや遊興費で浪費したお金でなく、返済状況が良好であれば逆転満塁ホームランもあり得ると思っています。
そのような案件、何度も通してきましたから・・・。
何度も言いますが、大事なのは金融機関にマイホームの夢を応援してもらうことです。
今回は、住宅ローンコンサルタントの伊藤がどのように皆様のお力になれるか、ほんの一部をお話ししました。
決して何でもできるわけではありませんが、真面目にひたむきに仕事に向き合っていきたいと思います。