納入仕様書と知的所有権
データが盗まれた、不正にアクセスされた、等々耳にする機会が増えています。
データが盗まれても気づかないことが
では、データが盗まれた状況をイメージできるでしょうか?
一般の盗難は、部屋が荒らされ、物が無くなっていることから被害を判断できます。実際に、物理的に物が無くなっています。
しかし、データの場合は、データそのものは無くなりません。サーバやパソコンに保存されたデータはそのまま残っています。(壊されている場合もありますが) 保管されている図面はそのまま残っています。そのため、気が付かないことも多いです。
盗まれたデータが利用され、その影響が出てから初めて気が付くことになります。場合によっては、不正利用されたことにすら気が付かないも知れません。
データが盗まれるのを防ぐには
サーバやパソコンへの不正アクセス検知、ウイルスソフト等が対応策になりますが、全てに完全な方法はありません。
図面を紙で保管していたとしても、それをコピーするのは容易であり、図面の閲覧そのものを規制する必要が出てきます。しかし、やりすぎれば不便で業務効率が低下してしまいます。
データの盗難・流出は、ある程度覚悟しておかなければならないのかも知れません。とは言え、盗まれてよいわけはないので、可能な限り防ぐ対先は必要です。



