水性塗料と雨- 安全性と耐久性を理解して正しい選択を
塗り直しに時間もお金もかかるのが外壁塗装。
1度塗装したらなるべく長持ちさせたいですよね。
塗装の耐久性は塗装の種類によっても変わりますので、事前にチェックしておきましょう。
今回は塗料の種類とそれぞれの耐用性に加え、塗装を長持ちさせるコツも合わせてご紹介します。
□塗装の種類とグレードとそれぞれの耐用年数をご紹介!
外壁塗装を行う前に重要なのが塗料選びです。
塗装業者が提案したものをそのまま採用する場合が多いですが、ある程度知識がないと本当にその塗料でよいか分かりません。
業者の良し悪しに関わらず、良い塗料を自分で判断できるように種類や用途について知っておきましょう。
主な塗料の種類と耐用年数は以下の通りです。
・アクリル⇒5~7年
・ウレタン⇒8~10年
・シリコン⇒10~15年
・ラジカル制御型⇒12~15年
・フッ素⇒15~20年
・光触媒⇒15~20年
・無機⇒20~25年
現在最も耐久性が高い塗料は無機塗料です。
その名の通り無機物を原料としており、紫外線が当たっても劣化せずカビや藻も発生しにくいという無機物ならではのメリットがたくさんあります。
ただし現在の法律の規定では、無機物を少しでも含んでいれば無機塗料と名乗れてしまうため注意が必要です。
無機塗料を選ぶ際は含有されている無機物の割合をきちんと確認しましょう。
□外壁塗装を長持ちさせるコツ
良い塗料を選ぶことができても、施工段階で手抜きや施工不良があると塗装の劣化は早まってしまいます。
そこで外壁塗装を長持ちさせるためにはどの工程が重要なのか解説します。
*塗装前の下地塗り
この工程は、施工後に施工不良を起こさないために必要な作業を行う段階です。
主な作業としては、高圧洗浄や目荒らし、ひび割れ補修などが挙げられます。
これらを丁寧に行うことで外壁に塗料をしっかりと定着させられます。
*塗料の三度塗り
どのグレードの塗料でも、基本的には三回重ね塗りをする前提につくられています。
使用説明書に書かれているように下塗り、中塗り、上塗りの三度塗りをきちんと行うことで塗料の耐久性を最大に引き出せます。
これらの工程を省かずに丁寧に行うかどうかで外壁塗装の耐用年数は大きく変わります。
依頼した業者がこれらをきちんと行ってくれているかを適宜確認しましょう。
□まとめ
外壁塗装を長持ちさせるには、的確な塗料選びと丁寧な下地塗りや三度塗りが大切です。
業者にすべて任せるともし万が一手を抜かれていても気づけませんよね。
自身でもある程度の知識を身に付けて、長持ちする塗装にしましょう。