AKAのわかりやすい動画
ここでまず言葉の整理をしておきます。器質的障害とは、感染や炎症、血管障害、変形などで起こる障害のことを指すのですが、以下ではわかりやすく画像的変化と書くことにします。また関節の動きが悪くなることを、機能的障害と言いますが、これも以下では、わかりやすく関節の動きが悪いと書くことにします。
現代の整形外科では、すべての痛みは画像的変化から出てくるものだという思い込みがあり、これを疑わない(整形外科の)医師がほとんどなのです。つまり画像診断により、画像的変化を発見し、そこが痛みの原因と考え、外科的に取り除く努力、つまり手術をしたり、お薬や物理療法のみで対処してしまうということです。
しかし今では運動器の痛みは画像的変化のみならず、関節の動きが悪くなると出てくることが明らかになっています。むしろこの痛みの方が、日常診療でははるかに多いことを知らないと、誤診を招いてしまいす。
関節の動きが悪くなることは、画像的変化があってもなくても起こるので、関節の変形があってもなくても痛みがでることになります。
画像的変化は目に見えるため、わかりやすいのですが、関節の動きが悪いための痛みは、どう診断すればいいのでしょうか?
それは、ずばり、実際に関節の動きをよくしてあげて、痛みが改善するかどうかという方法しかありません。 痛みが改善?? そうです、改善するということは治療にもなっているということです。
この関節の動きを良くする方法が、AKAなのです。つまりAKAができないと、正しい診断も治療もできないということになってしまうのです。