梅野星歩プロのご紹介
現代人の心に足りないもの、欠落した部分を埋める庭園を提供したい(1/3)
施主の思いを汲み取り、庭という空間に具現化する
庭にはさまざまな機能があります。家族でバーベキューを楽しむ場所であったり、休日にリラックスできる空間であったり、時には樹木を眺めて亡き人や過ぎた日々を思う場であったりします。
株式会社梅鉢園の梅野さんは「庭を造ることが僕らの仕事の目的ではなく、お客さまが持っておられる潜在的なイメージを庭園空間として具現化すること。その庭を通して、お客さまの生活が豊かになることが目標」といいます。景観的に美しい、使い勝手がよいことは当たり前。庭の存在が精神的な充足につながってこそ、価値があるという姿勢で庭造りに当たっています。
施主との打ち合わせでは、銘石や銘木だから良いというプロダクトアウトではなく、施主の声や歴史、風土、気候を踏まえ、世界にひとつしかない、その場所にしかない庭造りを目指します。最近は、人の気持ちを推し量る「忖度(そんたく)」が悪いことのようにいわれていますが、具体的な言葉にならない気持ちまでを汲み取って、庭造りに映していきます。
科学が発達した現代社会において、進化や進歩だけでは補い切れない部分を補うのが庭の役目と梅野さんはいいます。欠けているものを補うという機能を持っているからこそ、名園は人々に必要とされ、時代の流れに消滅することなく大切に維持されています。
「庭はインフルエンザのタミフルのように即効性のある特効薬ではありません。むしろ、ウイルスに感染しにくい体を作る食べ物のように、毎日の生活の中で心の充足に大切な役割をはたすものだと思います」
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