2020年 新年のご挨拶と今年の心構え
給与ファクタリングは使わないでください!
(給与ファクタリングを利用している方も是非ご覧ください)
皆様、雨ばかりの日々が続いておりますが、
いかがお過ごしでしょうか。
大雨による甚大な被害が多数生じてしまっております。
被災者の方々に対して、心よりお見舞い申し上げます。
さて、今日は、「給与ファクタリングは使わないでください!」
というタイトルで
コラムを書いていきたいと思います。
「給与ファクタリング?何それ?」
と思われた方も多いと思います。
「給与ファクタリング(業者)」とは
業として、個人(労働者)が使用者に対して有する賃金債権を
買い取って金銭を交付し、
当該個人を通じて当該債権に係る資金の回収を行う(業者の)ことといいます。
具体的に説明いたしますと、
7月25日が給料日で、手取り20万円の給与がある方に対し、
給与ファクタリング業者が、7月10日に
「20万円の給与のうち、5万円分の給与債権を
3万円で今すぐ買い取ってあげるよ。
お金も振り込んであげるよ。
給料日に、5万円を、会社の代わりにあなたが私に振り込んでね」
と勧誘するものです。
この勧誘に乗ってしまうと、
7月10日には3万円の現金を手にできますが、
7月25日には、5万円を給与ファクタリング業者に支払わなければなりません。
仮に、7月10日に、3万円を法定金利(年利20%)で借り入れ
25日に返済した場合、
利息として返済しなけばならない額は、たったの246円です。
ところが、この給与ファクタリングを利用してしまうと、
7月25日に、交付された3万円に加え、
法定利息の約76倍の、2万円を支払わなければならないのです。
この「給与ファクタリング」は、既に金融庁も認めているとおり
ただの「ヤミ金融」です。
手を出しただけであっという間に食い物にされてしまいます。
絶対に利用してはいけません!
利用してしまうと、
返済日(例えば7月25日)に、
「今月は2万円でいいので、来月5万円返してくださいね」
「ほかの業者を紹介するのでそこから借りて返してくださいね」
などといわれ、どんどん、給与ファクタリング(ヤミ金)の業者や返済額が
増えてしまいます。
返済や取り立てに追われ、精神的に大変なことになってしまいます。
ですので、
「給与ファクタリングは使わないでください!」
もし、
「給与ファクタリング」「手軽」「給料」「現金化」「債務」「借金」
「ブラックOK」「家族」「勤務先」「秘密」「バレない」「信用情報機関」
などのワードで検索を行い、
このページにたどり着いた方がいれば、是非、以下の3つのQ&Aだけでも
読んでいってください。
Q1:給与ファクタリングを使わないと生活費や支払いが足りません。
ですので、給与ファクタリングを使うしかないです。
A1:生活費や支払いが足りないまま、さらに給与ファクタリングを行っても
今後の給与が減るだけで、
何の対策にもなりません。
それよりも、生活費不足の原因や借金の問題について
弁護士に相談したほうがいいです。
かならず、いい解決を見つけてくれます。
Q2:すでに給与ファクタリングを使ってしまっています。
どうすればいいでしょう?
もう給与ファクタリングを使って返済するしかないと思いますが。。。
A2:弁護士に相談してください!
給与ファクタリングの支払いを止め、
場合によっては既払い分を業者から取り戻し(できないことも多いです) 他にも借金の問題がある場合は一緒に解決方法を考えます。
このまま給与ファクタリングを使いつづけると、
生活が破滅する危険があります。
Q3:すでに給与ファクタリングを使ってしまい、
給与ファクタリングを含め、多額の借金を抱えてしまいました。
人生終わりました・・・
A3:まだ人生終わっていません!
弁護士に相談することを強くお勧めします。
給与ファクタリングは社会的な害悪なので、
給与ファクタリングに引っかかった被害者の方については
できるだけ裁判所に免責などを認めさせるために
精一杯活動します。
まず、給与ファクタリングの支払いを止め、
場合によっては既払い分を業者から取り戻し(できないことも多いです) 他にも借金の問題がある場合は一緒に解決方法を考えます。
ですので、勇気をもって
(電話をかけるかホームページから申し込むだけです)
弁護士に相談することを、強く、お勧めいたします。
当事務所は、給与ファクタリングに関する問題も
30分無料で法律相談を実施しています。
給与ファクタリングで悩んでおられる方は、是非、当事務所への相談を
選択肢に入れていただけると嬉しいです。