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荻原卓司プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

【事務所案内】京都マラソン完走記

荻原卓司

荻原卓司

寒い日とやや暖かい日が繰り返し訪れる今日この頃ですが、
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回のマイベストプロ コラムは
やや趣向を変えて、
先日、私が走ってきた京都マラソンについて書きたいと思います。
いつもとは違ったコラムをお楽しみいただけますと幸いです。

1.(初マラソンに向けた準備)

2月15日の京都マラソンに運良く当選し、
それ以降、初マラソンに向けた準備を
着々と進めていきました。

完走に向けたペース配分の検討、
レース中の栄養補給の方法と買い出し、
シューズやソックスの新調などです。

ただ、もっとも大事な準備である
事前の走りこみは、
あまり行えないまま、本番を迎えてしまいました。

2.(スタート直後)

朝の7時30分に京都マラソンのスタート地点である
西京極陸上競技場に入り、
着替えとウォーミングアップをして、8時40分ころ整列。
その後、9時にスタートの号砲が鳴り響きました。

しかし、私は初マラソンで、かなり後ろのほう(Kブロック)に
並ばされていたので、
実際にスタートできたのは、号砲から約13分後でした。

スタート直後から沿道の歓声が鳴り響き、
ひらすら沿道の方々とハイタッチをしながら進んで行きました。
しかし、2キロ過ぎで、あまり調子が良くなく、足が重いことに
気づいてしまいました。

3.(関門制限の恐怖)

私のような初心者ランナーにとって、8か所ある関門制限は
とても怖いです。
制限時間までに関門を通過できないと、その後レースを走ることができず、
収容バスに乗せられてゴールの平安神宮前まで連れて行かれるのです。

関門を通過するためには、おおよそ、1キロを約8分で走らなければなりません。
時速にすると約7.5キロです。
早すぎても途中でばててしまいますし、遅すぎても関門に引っかかってしまいます。
調子の悪い中、
フラフラになった頭で必死に計算しながら速度を調整し、
なんとか第1関門を制限時間4分前、第2関門を制限時間7分前くらいで通過いたしました。

なお、しっかりと事前に走り込みを行った場合、
1キロ約8分で42キロ走ることは余裕だと思われますので、
しっかり練習することが、やはり大事だったと思われます。

4.(集中力の低下)

10~15キロの地点から、何か頭がぼーっとし、
だらだらと走っているような感じになりました。
ランナーズハイというのは全くなく、
砂漠を走っているような孤独感を感じながら、
足を進めていきました。

そして、ペースが、目に見えて落ちて行きました。

これはまずい、と思い、
栄養補給のゼリー(まずい)を食べつつ、
なんとか気分転換を試みました。

21キロの中間点を迎えたとき、すでに結構体の疲れが出ており、
限界が見えてきた状況でした。
私はハーフマラソンしか走ったことがなかったので、
ここからは未知の領域です。
走りきれるかどうか、この時点では、正直なところ、五分五分の感じでした。

5.(ラン アンド ウォークの効果)

ところで、私は、ある先輩の助言で、
5キロごとに、30秒~1分くらい歩くようにしていました。
そのほうが足の疲労がたまるのを防げるためです。

21キロの時点で、予想よりも疲れており、また先も長かったことから、
21キロ以降は、3~4キロに1度ほど、1分~2分歩くようにしました。
その結果、予想よりも体の疲れがひどくなるのを防止でき、足も運ぶことができるようになってきました。
初マラソンの方には是非お勧めする方法です。

25キロ付近で、トイレ休憩とストレッチを行い、ここからかなり元気を取り戻しました。
今回の京都マラソンの新名物、植物園の周回コースも、楽しく走ることができました。
ただ、誤算だったのは、走っているため、目線が高く遠くなってしまい、ほとんど植物が見えなかったことです。

6.(河川敷の試練)

京都マラソンは30キロ過ぎから、鴨川の河川敷を走ります。
この河川敷は、地面が「土」で、かつでこぼこなので
走ると、足にかなりのダメージを感じてしまいます。

河川敷の約4キロは、今までにも増して足が痛くなり
「怪我しないだろうか」との不安が強く襲ってきました。
我慢に我慢を重ねる時間帯になりました。

7.(応援の感謝)

その後「まちなかコース」として、丸太町通りや京都市役所前などを通りました。
京都市役所前付近では、知り合いの方が複数応援に来ていただき、
元気をもらい、一気に前を向いて走りだすことができました。
ただ、応援を頂くのに夢中で、ここの休憩所にある生八つ橋を食べ忘れてしまいました。

8.(勝負。最後の上り坂)

38キロ付近から、銀閣寺に向かう道で、京都マラソン最後にして最大の難関、1キロ少しの上り坂が待ち受けます。
私はここが最大の勝負のポイントと考え、
事前に坂道を中心としたトレーニングを行うとともに、
この日も、出来るだけペースを抑え、
なるべく体力と足の疲労を温存してこの坂を迎えました。

坂を登り始めると、周りの方の7割以上が、もう歩いていました。
しかし
「ここで走って登りたい!
そのために、今まで、準備して、頑張ってきたんだから」
という気持ちを強く持って、前を向いて、
ゆっくり、少しずつ走りました。

その結果、この坂はすべて走って登り終えることができました。

しかし、下り坂で歩いてしまいました・・・

9.(ついにゴールへ)

残り2キロで制限時間(6時間)の約30分前でした。
まともにいけば、歩いても、完走は間違いありません。

しかし、何が起こるか分からないのが弁護士業務とマラソン、
と考え、
最後まで、油断せず、できる限り走ってゴールしようと思いました。

足には相当疲れがきていましたが、
上半身は比較的元気だったので、
ゴール近くの多くの応援の方とハイタッチを重ね、
少しずつ、ゴールに近づいて行きました。

「なんて楽しいイベントなんだろう。
ボランティアの方々、沿道の方々、そして多くの関係者の方々、
本当にありがとうございます」

そのような感謝の気持ちを胸に、
走り始めてから5時間半以上経過した、
午後2時48分41秒、ついに無事ゴールいたしました!

スタートしてからのタイムは5時間35分42秒、
想定タイムよりは遅かったものの
体重約80キロ、39歳の男性の初マラソンとしては
上出来のタイムだったと思います。

何より、ケガがなかったのが本当に良かったです。

10.(まとめ)

完走した達成感・充実感はとても大きく、
気持ちも新たに、京都マラソン以降、
精力的に仕事にも打ちこめています。

今後も、マラソンやランニングで、体を鍛え、ストレスを発散しつつ
弁護士業務を精一杯行いますので、
何卒、今後とも、オギ法律事務所をよろしくお願いいたします。

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荻原卓司
専門家

荻原卓司(弁護士)

オギ法律事務所

当事務所は、これまでの1000件以上の解決事例を踏まえ、弁護士の熱意と迅速な事務処理能力を活かし、特に住宅を残して借金を減額できる個人再生等の借金問題や交通事故の問題につき、力を入れております。

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