革靴の売上の低迷

中隆志

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 私が弁護士になった30年前は、弁護士はたいていスーツを着て、ネクタイを締め、革靴を履いていた。
 真夏でもネクタイにスーツで、汗だくであったことを記憶している(ただ、今よりも夏の気温はマシだったように思う)。

 クールビズや、ビジネスのカジュアル化、コロナ以降のテレワークなどで、革靴の売上が低迷化しているという記事をいくつか読んだ。
 実感としても、明らかにビジネスマンだけれども、革靴を履いている筆が減った印象である。

 私も、革靴を長年履いており、スペインのヤンコという革靴が割合安価だが、いい靴なので気に入って履いていて(だいたい5万円前後)、中には違うメーカーであるが、10万円近いものも履いていた。
 しかし、ここ10年ほどは、冠婚葬祭や裁判で今日はどうしてもという時以外、黒色のスニーカー(弁護士はけっこう歩くため、トレッキングシューズにしている)をずっと履いている。黒なので、そんなに違和感はないと(個人的には)思っている。

 ただ、やはり今でもスーツにネクタイ、高そうな革靴を履いて、靴を脱ぐときも紐をほどいている弁護士もいるので(私は革靴の時も紐はほどかず、そのまま脱いでいた。高い革靴だと本当は紐をほどかないと靴がきっと傷むのだろう)、こればかりは千差万別であろう。
 革靴が完全に廃れることはないと複数の記事で書いてあったが、それはきっとそうだと思うが、私は今後革靴を毎日履くということはなかろうと思う3月のある1日である。

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