読書日記「ぼくたちは、なぜこれを選ぶのか」
講談社現代新書。高橋陽介。
歴史学者の著者が、通説の関ヶ原は史実に基づかないとして、信頼できる史料に基づいて関ヶ原の戦いを再構築したもの。
通説の関ヶ原の戦いは、司馬遼太郎の「関ヶ原」を読めば必要にして十分だと思われる。
何度も関ヶ原の戦いは小説家がチャレンジしているが、通説に基づく限り、司馬遼太郎を読めば他の作品は読まなくてもいいと思う(個人の見解です)。
これまでの通説と比較すると、シン・関ヶ原は面白みに欠けるものであるが、つい最近発生した出来事でも真実は藪の中であることもあり、関ヶ原の戦いのように今から400年以上前の戦いがどこまで真実に迫れるかということは大変に難しいであろう。
信頼できる史料が新たに発見されると(最近よく新しい史料が発見されたりしている)、また歴史が変わったりするので、ニューシン関ヶ原というものが生まれるかもしれない。
まあ、歴史マニア以外は読まないと思うが。



