弁護士としての指標
光村図書出版。日本文藝家協会編。
2024年中に書かれたエッセイのうち、秀逸なものを選んだ一冊。
村上春樹の小澤征爾さんへの追悼文(小澤征爾さんを失って)を読みたくて購入したのだが、正直、これは当たりであった。
それ以外にも、多数のいいエッセイが収録されていた。
認知機能の低下した父と将棋を打つ、「父と将棋」。山羊のとりこになった「メーメー教に入信する」。電車の中で席を譲った少年への深い慈愛が感じられる「少年は席を立った」。破天荒な大家さんを偲ぶ「大家さんのミーム」。史料発見の喜びを語る「秀吉の新史料がヤフオクに」。本の裝訂について書かれた「本の背中」。
ここに上げなかったものも、秀逸なエッセイである。
こんな世界があるのか、こんな考え方をする人がいるのか等、エッセイは世界を広げてくれるので、割合好きであるが、これは良かった。
他に読みたいと思って自宅と事務所に積んである本が500冊(多分それ以上ある)あるのに、過去分まで買いたい衝動を今抑えている。
エッセイが好きな方は是非。



