弁護士としての指標

中隆志

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 弁護士としてどういう仕事をしていくか、何を目標にするかというのも人それぞれである。

 売上を誰よりもあげたいというのも、きちんと仕事をする前提であればそれはそれでよいと思う。
 中には、「刑事事件をやりたいから弁護士になった」という人もいて、刑事に特化している人もいる。これもよいと思う。
 一つ一つ来た事件を、職人のように丁寧に仕事をして、依頼者の最大限の正当な利益を確保できるよう努力する。これもよいと思う。
 また、事件の分野で、これはやらないというのもあってもよいと思うし、逆に、何でもやるという姿勢もこれまたあり得る話である。

 日弁連の公設事務所・法律相談センター委員会の委員長をして、現在も元委員長という肩書きで委員会に出させていただいているが、その中で、色々なマチベンの先生方の話を見聞きして、マチベンはある程度の自由がある仕事だと最近再認識しているところである。
 もちろん基本的には自由業なので、飢える自由もあるが、健康と精神状態に気をつけながら、丁寧懇切に仕事をしていれば、ご飯は食べられるのではないかと思っている。
 独立時、損保会社の顧問の話をいくつかいただいたのであるが、被害者支援をしていたので、その中で交通事故の被害者の事件も多数やっていたので、全てお断りした。単純に売上・自分の所得のことを考えれば、そちらの方がよかっただろうと今でも思うこともあるが、それでよかったと思っている。
 独立時、勤務先の顧問の貸金業者からも顧問の話があったが、それは勤務弁護士として、正直事務所の仕事であるから、やむなく(ただし、真面目に手は抜いたことはなかった)やっていたので、それもお断りした。
 私は被害者側に立ちたかったので、消費者被害事件も多数受任していたからである。その後もリースクレジット被害事件を担当した。
 基本的には少し前にも書いたが、職人的弁護士でありたいと思っている。

 マチベンとして、どういう指標で仕事をするかは、本当に人それぞれである。

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