書面の書き方

中隆志

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 1日起案日に空けていたりしても、中々その通りには進まないことが多い。
 どうしても出なければいけない電話や突然の来客等で対応をしないといけないことで中断されたりもする。
 そうすると、土日を使ったりもしつつ、日頃から隙間時間で書面を書くための準備をするしかない。

 書面を書く際に、まずは記録を読まないといけないのだが、読みながら書面を書くということは中々できない。
 メモを作り(これは手でもパソコンでもいいが)、書面の構成を考え、その書面を作成するために足りないところ(判例調査や文献調査)を予めしておくべきである。
 隙間時間に、構成や骨子を書くことも大事なことである。
 そして、構成や骨子を考える時には、その書面で、一体何を書くのかという明確な目的も必要である。
 こうした準備を怠ると、「この書面で、何が言いたいのか分からない」ということになるのである。

 実際に書面に取りかかる時には、頭の中で書面はできあがっていることが理想であり、書きつつ証拠に戻って確認したり、表現や言い回しを考える程度となっておくべきである。

 これが理想であるが、日々の仕事に追われていると、理想通りにはいかないのが人間でもある。

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