読書日記「デスチェアの殺人」
電話がかかってきて、メモを取ってその対応をしようとしていると、また次の電話がかかってきたり、期日に入らないといけなかったり、来客に入るというようなことは弁護士であればよくある話である。
そうすると、電話で受けた内容の対応を失念してしまうことがありうる。
私はそれを避けるため、自分が出た電話は全て1冊のノートにまとめている。
特段電話メモ用のノートではなく、普通のノートである。
電話を受けた日と、相手が誰か、どういう内容だったかを書いておいて、その対応が済んだら赤ペンでチェックする。1日の終わりと、始まりにチェックして、対応のし忘れがないかを確認するのである。
小さい電話メモにメモしておいて、処理が終わったら電話メモ綴りに回すということもありうるが、これだと小さいメモがどこに行ったかわからなくなる可能性があるので、ずいぶん前から一冊のノートにまとめている。
5年分くらいは置いておいて、5年が経過すると機密書類として溶解してもらう。
失念の予防である。



