読書日記「デスチェアの殺人」
築地書館。ショーン・エリスほか。
ロッキー山脈の中に分け入り、狼の群れの痕跡を探し、彼らに群れの一員として受け入れられた著者の自伝。
ナショナルジオグラフィックが彼を取材し、『A Man Among Wolves』というドキュメンタリーも作成され、高い評価も得ているということである。
狼の一員となるために噛まれ、狼が捕ってきた獲物を食べ、2年間風呂にも入らず野生の中で過ごすなど、通常ではできるはずのない行為である。
学者ではできなかった行動をし、学会での通説とは異なる狼論が語られる。
狼のために全てを犠牲にして、家庭生活はむちゃくちゃであるが。
狼好きな人、ノンフィクションが好きな方はどうぞ。



